出版社内容情報
大震災に見舞われたアフガン。米軍パイロットは人質救出のためタリバン残党と対決する
内容説明
大震災に見舞われたアフガニスタン。山間部の村へ災害救助に赴いたパースン中佐とゴールド上級曹長は、謎の一団と遭遇する。被災者や救助隊を襲撃し少年たちを誘拐していった彼らの正体は、タリバンの分派“黒新月”だった。誘拐した少年たちを自爆テロに使うのだ。怒りを抑えきれぬゴールドは“黒新月”の情報を得るため、敵地へと潜入する決意を固めるが…因縁の地で再び繰り広げられる壮絶な戦いを描く傑作冒険小説。
著者等紹介
ヤング,トマス・W.[ヤング,トマスW.] [Young,Thomas W.]
アフガニスタンおよびイラクで従軍したほか、ボスニア、コソボなどでも多くの作戦に参加。航空章を二度、航空業績章を三度、空軍戦闘行動章を一度、授与されている。またAP通信でライターおよびエディターとして働いたほか、民間航空会社にも勤務した。2010年の小説デビュー作『脱出山脈』が一躍注目を浴びる
公手成幸[クデシゲユキ]
1948年生、1972年同志社大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツバメマン★こち亀読破中
21
“脱出”シリーズ第三弾!アフガニスタンで大地震が発生。その混乱に乗じてテロリスト集団“黒新月”が少年達を誘拐する。その目的は自爆テロなどを行わせる少年兵を育てるという目的のために。怒りに燃えるゴールド上級曹長は、無断で敵地へと潜入、それを知ったパースン中佐は?リアルに考えてしまうと絶望的に悲しい話なのですが、エンターテイメントとしては手に汗握る最高の冒険小説です。2018/06/23
よしだ まさし
3
トマス・W・ヤング『脱出連峰』ハヤカワ文庫NVを読了。 『脱出山脈』『脱出空域』に続く“脱出”シリーズ第3弾…と「訳者あとがき」にあるのだけれど、別に「脱出」を題材にしているわけじゃないので、「脱出シリーズ」と呼ぶのはかなり無理があるぞ。日本で勝手に全タイトルに「脱出」の文字をつけただけなのだから。 それはともかくとして、アメリカ空軍中佐マイケル・パースンとアメリカ陸軍上級曹長ソフィア・ゴールドを主人公としたシリーズの第3弾で、今回はアフガニスタンを舞台に、誘拐した子どもたちを兵士に仕立て上げようと2016/11/18
まうやお
1
シリーズが進むたびにどんどん面白くなって行きます。ゴールドが活躍するのも以前からの希望だったので、それもうれしい。2014/04/22
Zemke
1
一見単調そうに見えて、思わぬ展開。 そして、緊迫感がいいです。2013/08/31
あやてい
0
前2作をつまらないといいつつも、中途半端にしたくないというだけの理由で3作目も読んでしまう。で、やっぱり後悔する。平和な村々から子供たちを誘拐して自爆テロの実行者に仕立てあげるというヘドの出るような敵役を相手にする話だから。前半は重苦しいドキュメンタリーのような流れで、ちっともページが進まない。後半になってアクション小説っぽくなってきて少し救われた。とりあえずもういいや。2013/10/03
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