出版社内容情報
〈デンマークでベストセラー第1位! 壮大なスケールで描く衝撃のサスペンス大作〉世界各地で人道活動家が怪死していた。共通するのは背中に残された謎の傷跡。コペンハーゲンの刑事が導き出した驚愕の真相は?
内容説明
世界各地で人道的な行為をした人物が不可解な死を遂げていた。その背中にみなタトゥーのような模様があることを知ったヴェネチア署の刑事トンマーゾは、インターポールを通じて各地の警察に警告する。コペンハーゲン警察は、即座に反応した。優秀な交渉人として活躍するニールスは、指示を受け、人道的な行動で知られる人物をリストアップし注意を呼びかける。そして女性天体物理学者のハナと運命的な出会いをするが…。
著者等紹介
岩澤雅利[イワサワマサトシ]
東京外国語大学大学院ロマンス系言語専攻修士課程修了、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe
36
犯人はだれだ?悪人は誰だ?という小説が氾濫する現在。本書は善人は誰だ?と考えさせるミステリー。誰が善人かは大体わかってしまうけど。36の善人が実はこの世を支えている。みんな死んでしまうと大変なことになる?世界を救うためなのか、それがどういうことなのか自問しながら奔走する人物たち。タイムリミットは刻々と迫る。
Atsushi Kobayashi
2
前半の進みがやや遅いのですが、上巻の最後になって全体像が判明。宗教だけでなく、地学と物理まで絡めてくるところが、強引なような、おもしろいような…2012/08/17
nahema(ナエマ)
1
下巻にまとめます2012/09/30
藍兒堂
0
★★★2017/05/01
章魚 たこ
0
36義人といわれてもね。それに、その36人が全世界を守っているなんて発想がどこからでてくるのか? とはいっても、さすがに映画製作・脚本家のふたりだけあって、娯楽感はいっぱいである。こんなつくりものめいた映画があってもけっして悪くはない。2015/10/21