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ハヤカワ文庫
ワン・デイ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 372p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150412579
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

生真面目なエマと、遊び人のデクスター。大学の卒業式で出会い意気投合した二人は、友人として付き合いはじめる。裕福な家庭出身のデクスターは、卒業後も定職につかず、気楽に生きる。一方エマは、様々な夢を持ちながらも、期待外れの仕事のなかでもがいていた。正反対の二人が、喧嘩し、泣き、笑いあった二十年の歳月を、毎年の七月十五日だけでつづった切なくユーモラスなラブストーリー。

著者等紹介

ニコルズ,デイヴィッド[ニコルズ,デイヴィッド][Nicholls,David]
1966年、イギリス南部のハンプシャー州イーストレイに生まれる。ブリストル大学で英文学と演劇、アメリカン・ミュージカル&ドラマティック・アカデミーで演技を学ぶ。俳優としての活動を経て、リサーチ係兼脚本編集係として働きはじめる。映画「背信の行方」の脚本を監督マシュー・ウォーカスと共同執筆したことがきっかけで、テレビドラマや映画の脚本を手がけるようになる。2003年に初の小説Starter for Tenを発表

川副智子[カワゾエトモコ]
早稲田大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

絹恵

33
本当はきっと、0か100しかない生き方のほうが賢い選択が出来るときもあるのだろうけれど、胸の内を掻き乱す表情が忘れられず、冷静さを失ってしまうのだと思います。彼女はひた隠しにする想いが溢れて零れないように、上を向くことでしか自分の気持ちに折り合いをつけるが出来ません。1日にとどめておけない気持ちを抱いて、7月15日という境界を越える一歩を。2014/06/19

まくら

13
はやく、はやく下を読みたい。このままじゃ切なすぎます。2人とも人間味に溢れてるせいで見ててもどかしい気持ちにさせられます。2016/01/19

ふぁきべ

5
数年前に映画を見てほぼすべての批評が原作のほうが面白いと書いてあったことを思い出して手に取った。 そもそもなんで主にロンドンとエディンバラが舞台でヨークシャー出身の主人公なのになんで配役がアン・ハサウェイだったんだろうか(GoogleでAnne Hathaway One Dayとタイプしたら一番初めにAccentと出たので、結構話題になったのか批判されたんだろうなと。) 小説としては確かに面白い。あとはエンディングが同じなのかだけが気になる。正直、違うエンディングでありますようにと願っている。2020/12/20

ハルト

5
一夜をともにしたことから始まった友情以上恋愛未満な関係。そんな男女ふたりの揺れ動く二十年を、毎年の七月十五日だけで追った作品。この日が特別という印象的な場面の切り取りではなく、この日も日常の連綿とした一部なのだという、写真的なではなく映画的な描き方でした(実際、映画化されていますが)。恋からタイミングがずれて親友になり、その関係も本人や互いをとりまく状況により破綻しようとしている。生真面目でしっかり者の女性と、ユーモラスでハンサムだけどダメ男な男性と。ふたりの関係がどう下巻で変化するんだろう。2012/07/05

万博

5
クサレ縁としか言いようがない2人の、20年間のうち7月15日だけを描いた作品。「ワン・デイ」だけを描くという手法は良いけれど、それによる面白さはあまり感じなかった。お互いを想いつつ反目しあうばかりだし、流れが断ち切られるような、本来描かれるべき、物事に至る苦労、苦悩、喜びの過程がほとんど無く、よくも悪くもスッと読んでしまう。とある年代の英国人のとある一日であって、共感できる人なら面白く読めるのかな。最後の一日を読み終わった時、この本の真意が分かるのかと期待するばかり。映画の方が、見た目的にも楽しいかも。2012/06/24

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