ハヤカワ文庫
プレイ―獲物〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150411107
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ナノマシンには生物の“捕食者‐被食者”の関係がプログラムされていた。以前このプログラムの開発をしていたジャックは、事態収拾のためにプラントへと赴く。しかし、独自に開発されたナノマシンは、ウイルスのように自己増殖し始め、予想を遙かに上回る速度で進化を遂げていた。しかも野生化したそれらは、捕食動物のように群れを作り人間を襲い始めたのだ!人類の未来に警鐘を鳴らすハイテク・パニック・サスペンス。

著者等紹介

酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年、早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

90
再読。そうだった!後半気持ち悪いんだった…ジャックの前でついに正体を現す“スウォーム”という脅威。いざ取り除く為に遁走するが、その学習しながらの進化が半端ない。犠牲や不審を繰り返しながらも、一網打尽にする様にはドキドキ。専門用語多き描写にも違和感ないのは、その分野に全く無知な故か(笑)一件落着思わせての残り130頁には、想像通りのラスボス登場。いろいろな不思議が気になり読んでしまうが、明かされる真相は生々しくも気味が悪い。人類への警鐘で終わるラストも後味悪い…2017/04/30

ntahima

12
最先端技術を得意とする著者がナノテクをどのように料理してくれるかと期待したが・・。スウォームインテリジェンス(蟻など社会性昆虫が各個体には知性がないのに群れたとき、高度な知性があるかのように行動すること)の話は興味深かったが、後半からはナノテクと言うよりバンパイアー物語のようだった。ナノマシーンに感染?した人の性格が邪悪なものに変わるのには苦笑せざるを得なかった。サービス精神からの確信犯ではあるが・・ただ、偉大な作家であったことは間違いない。冥福を祈り合掌。2010/01/31

Satoshi

11
久しぶりのクライトン作品。研究所から漏れ出したナノマシンが人を襲うというある意味荒唐無稽な設定を説得力を持たせる筆力は流石。映画化も計画されているというのも理解できるリーダビリティの高さ、ラストは科学的にありうるのかよくわからないが、エンターテイメントとしては納得の展開。文庫版の下巻は表紙でネタバレしているが、これもご愛敬かな。2023/07/01

さといも

5
一難さってまた一難でドキドキハラハラがずっと。やめれなくて徹夜しちゃった。最先端技術の話なので説明も多かったけれどそんなに苦と思わず読めました。面白かったぁ。2014/12/07

その

4
おもしろかったんだけども...『ジュラシックパーク』と比べると霞んでしまう。何でだろう?特に上巻はきつかったが、下巻は圧巻で一気に読んだ。★3.82016/08/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/511307
  • ご注意事項

最近チェックした商品