ハヤカワ文庫
ボストン沖、決死の脱出行〈上〉―英国海軍の雄ジャック・オーブリー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150410940
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

オーブリーは、オーストラリアに囚人を届けたものの、艦はろくに修理も受けられず、かろうじて東南アジアの海軍基地へとたどりついた。彼は新たな艦を受領するために、フリゲート艦に便乗して一路英国へ。ところが途中、火災で艦が沈没し、運よく英国艦に救助されてひと安心したのも束の間、今度はアメリカ艦との激しい砲撃戦のすえに敗れてしまい、オーブリーとマチュリンは捕虜としてボストンへと連行されてしまった。

著者等紹介

オブライアン,パトリック[オブライアン,パトリック][O’Brian,Patrick]
本名パトリック・ラス。1914年、イングランド生まれ。その後フランスに移り住む。30年から作品を発表するが、オブライアン名義では52年のTestimoniesが最初となる。その後70年に『新鋭鑑長、戦乱の海へ』で『英国海軍の雄ジャック・オーブリー』シリーズの執筆を開始し、全20巻で完結させた。伝記なども執筆し、小説家、伝記作家として知られる。95年には長年の文学への貢献が認められ、ヘイウッド・ヒル賞の初代受賞者となったほか、97年にダブリン大学トリニティ・カレッジより名誉文学博士号を授与された。2000年没

高沢次郎[タカザワジロウ]
1946年生、1969年東京外国語大学英米語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Hotspur

2
シリーズ第6作。原題は "The Fortune of War"。プロットは前作を引き継いでいる。オーブリー/マチューリンはヨレたレパード号を引きずって前作の任務を果たし、マレー半島西岸プロ・パタン湾まで戻り、そこでレパード号はリタイア。ここで米英開戦が報告される。その後二人はラ・フレシュ号→ジャワ号と乗り継ぐが、アメリカ艦コンスティテューション号との遭遇戦の結果二人とも捕虜となってボストンに連行される。散々な目にあう中、本巻ではオーブリーの艦長としての役割はなく、その分マチューリンが前景化される。2022/11/29

スー

0
前回からの続きで死んだと思われていたジャック達が傷付いた船で帰還し、帰国の為に別の船に乗り順調な航海だったが突如火災になりボートで脱出したが嵐になり散り散りになりジャック達だけが救助されたが今度はその船がアメリカの軍艦に逢い沈没してしまい、ジャックは重症の怪我をして捕虜になりボストンに連行されてしまいます。下巻に続く2015/07/26

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