内容説明
難所を切り抜けたサープライズ号は太平洋を北上、赤道直下のガラパゴス諸島へと至った。だが敵影はなく、わずかばかりの手がかりをもとに索敵は続く。そんな折、オーブリーは親友マチュリンの転落事故に巻き込まれ一緒に海へ。死をも覚悟しなければならない窮地に陥ってしまう…オーブリーにラッセル・クロウ、マチュリンにポール・ベタニーを配し、名匠ピーター・ウィアー監督がかつてない迫力の映像で描く映画の原作。
著者等紹介
オブライアン,パトリック[オブライアン,パトリック][O’Brian,Patrick]
本名パトリック・ラス。1914年、アイルランドに生まれ、その後イングランド、フランスと移り住む。30年から作品を発表するが、オブライアン名義では52年のTestimoniesが最初となる。その後70年に『新鋭艦長、戦乱の海へ』で「英国海軍の雄ジャック・オーブリー」シリーズの執筆を開始し、全20巻で完結させた。シリーズ以外にも、伝記などを執筆し、小説家、伝記作家として知られる。95年には長年の文学への貢献が認められ、ヘイウッド・ヒル賞の初代受賞者となったほか、97年にダブリン大学トリニティ・カレッジより名誉文学博士号を授与された。2000年没
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