内容説明
奸計に陥り、少年ジョンは精神病院送りとなった。そこで彼は、幽閉されて久しい“父”ピーターと生まれて初めて親子の対面を果たした。だが、妻であるメアリーの死をジョンから聞いたピーターは絶望のあまり、自ら命を絶ってしまう。彼の死を悼む間もなく、ジョンは死体になりすまして棺に隠れ、病院からの脱出に成功するが…複雑怪奇な19世紀のロンドンをいきいきした描写で現代に甦らせた超弩級の歴史ロマン、第四巻。
著者等紹介
パリサー,チャールズ[パリサー,チャールズ][Palliser,Charles]
1947年、アメリカのマサチューセッツ州生まれ。イギリスに渡ってオックスフォード大学を卒業し、1974年からスコットランドのグラスゴーにあるストラスクライド大学で英文学教授を務める。1989年、執筆の準備に12年をついやした『五輪の薔薇』で小説デビューを果たした
甲斐万里江[カイマリエ]
早稲田大学文学部大学院卒、早稲田大学名誉教授、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ダークスター
4
          
            ジョンは父親と初対面。本当に、彼が父親?いよいよ最終巻へ。2017/01/27
          
        一柳すず子
1
          
            ようやくジョンの元に様々な情報が集まり始めた。家系図見ながら確認。リディア、ヘンリエッタと三人で話す場面では各々の意見がなかなか噛み合わないのがリアルだったな。ジョンの社会の底辺での様々な経験が当時の風俗を説明していてすごく面白い。下水漁りに二年とか、長かったけどもうすぐ解決だね。2014/04/06
          
        Ayah Book
0
          
            段々と核心に迫ってきた。ロンドン下層階級の暮らしがリアルですさまじい。2015/06/25
          
        コホン
0
          
            再読。再読なのに全然覚えていないせいでワクワクして、先が気になってページを飛ばしたくなる。2014/08/15
          
        shibatay
0
          
            再読2012/11/19
          
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                  - 和書
 
- デビュタント・ワルツ



 
               
               
               
              


