内容説明
核戦争の危機をはらむ中央アジアの軍事的均衡を保つため、アメリカ合衆国大統領はアフガンに兵を送った。だがその米軍駐留地で、ゲリラの仕掛けた爆弾によりパトロール隊が全滅してしまう。この事件を契機に、陸軍内部に公然と政府の方針を批判する声が起こりはじめた。さらに将軍たちの対立が表面化し、やがて国防総省を揺るがす事件が…ピュリッツァー賞受賞記者が軍と政治の世界をスリリングに描くサスペンス巨篇。
著者等紹介
リックス,トマス・E.[リックス,トマスE.][Ricks,Thomas E.]
ピュリッツァー賞受賞歴をもつ『ワシントン・ポスト』の国防総省担当記者。10年以上にわたってソマリア、ハイチ、ボスニア、コソボ、韓国、ペルシャ湾岸における米軍の作戦行動を取材、報道を続ける。1997年に米海兵隊の新兵訓練をテーマにしたノンフィクション『Making the Corps』で作家としてデビュー。現在、妻子とともにワシントンDC郊外に在住
藤田佳澄[フジタカスミ]
上智大学文学部卒、英米文学翻訳家
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