内容説明
ロシア・マフィア壊滅を狙うロシアの特殊部隊を訓練するため、ジョーディ・シャープ曹長らSASのチームはモスクワに赴いた。彼らは秘密任務を帯びていた。政府の戦略上、小型核爆弾を二基、ロシア国内に設置しなければならないのだ。だが、思わぬ齟齬からSAS隊員と共に核爆弾の一基がマフィアに奪われてしまった!ロシア特殊部隊と共同で繰り広げる壮絶な奪回作戦―元SAS隊員の著者が放つ好評シリーズ第三弾。
著者等紹介
ライアン,クリス[Ryan,Chris]
1961年イギリスのニューカースル近郊に生まれる。1984年に正規のSAS連隊に入って世界各地に出征、対テロ活動の分野でも広範な任務をこなし、強襲隊員や狙撃手を経た後、特殊プロジェクト・チームの狙撃チームのリーダーをつとめた。湾岸戦争でのイラクからの脱出行により、ミリタリー・メダルを授与されている。1994年に退役し、1996年にSAS隊員ジョーディ・シャープを主人公にしたシリーズ第一作『襲撃待機』を発表。1998年には第二作『弾道衝撃』と第三作の『偽装殱滅』を続けざまに出版した。本シリーズは第四作『Tenth Man Down』(ハヤカワ文庫近刊)まで書き継がれている。現在はアメリカ在住
伏見威蕃[フシミイワン]
1951年生、早稲田大学商学部卒、英米文学翻訳家。訳書に『ブラヴォー・ツー・ゼロ』マクナブ、『頭上の脅威』ブラウン、『強襲部隊』ボウデン、『弾道衝撃』ライアン(以上早川書房刊)他多数
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