内容説明
第二次大戦前夜、スエズ運河爆破を目論むヒトラーの元に、シバの神殿が発見されたとの報がもたらされた。同じころ、失踪した夫を捜しているイギリス人女性の依頼を受け、アメリカ人考古学者ギャヴィンもまた、ローマ時代の古文書を手掛かりに幻の神殿を目指していた。だが、彼の行く手を阻むのは、砂漠の苛酷な自然環境だけではなかった…ナチスの恐るべき陰謀逆巻く南アラビアの熱砂に展開する、灼熱の冒険スリラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
9
本のオビの文字、「伝説の古代遺跡に隠されたナチス千年王国の野望」という言葉を読むと、ナチス幹部の一部がオカルトに傾倒し、古代の伝説だの聖なる遺物だのを使ってナチスのパワーにしようとしたという、そのテの趣味の御仁には楽しいネタのように思えますね? ぜんぜん違います。 このお話は複雑に絡まったプロットもなく、謎また謎の二重三重の陰謀もなく、シンプルでスリリングな流れのままに一気に展開してフィナーレを迎えます。1970年代くらいまでの冒険小説といったおもむきでしょうか。まぁ気楽に楽しめる一作でした。2010/12/11
tai65
3
星4つ2023/05/05
hata2
2
そのまま映画になりそうな割とシンプルな構成の話。キャラクターが割と軽い。2019/01/07
May
1
ヒギンズ18作目。記録のため登録1999/04/01
ぐれ坊
0
アラビア半島を舞台に、シバの神殿を巡りナチドイツの野望と考古学者の戦いが繰り広げらる。 インディージョーンズさながらです。2018/02/04