ハヤカワ文庫<br> 殺意の海へ

ハヤカワ文庫
殺意の海へ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 547p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150407056
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

フォークランド紛争の英雄でヨットマンのニックは、海運王カソーリから恐るべき依頼をもちかけられた。外洋レースに出場するニュースキャスター、バニスターの艇に乗り、彼を誤った海域に導けというのだ。バニスターはカソーリの娘を殺害したと噂されており、洋上で何かが起きることは間違いない。依頼を断わったニックは、陰謀を阻止すべく愛艇で激浪の海域に急行する。英国冒険小説の新旗手が放つ傑作冒険サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

154
面白かった!魅力はやはり男の意地。とにかくいい加減な妥協が出来ない男。融通の利かなさと女への弱さが彼の魅力だ。ゴツゴツとした男臭さ。こういう小説は最近は受けないのか減ったなぁ。妥協を許さないままズルズルと巻き込まれ、このようで一番嫌いな奴の命を救うために命を懸けることになるのだった。ヨットの事を知らなくても、暴風時の危険さが伝わってくる。潮の香りがプンプンする逸品。2023/08/24

tetsujin

3
主人公の行動や選択が全て共感できない流れ。 正義感とスケベ心と無鉄砲さが、怒涛の展開になる セーリングロマン?翻訳あってるのか?これはヨット経験者以外にはおすすめできないな。美しいシコラクスの姿は見たいと思った。2023/05/13

ようかん

2
 冗長だと感じながら悪戦苦闘しながら読んでいたが、読み終わってみると、充実した読後感をもてた。が、ツッコミどころは満載の作品ではある。  原題は、『ワイルドトラック』なのだが、これは主人公を翻弄する悪人(?)の愛艇の名前である。本来であれば、主人公の愛艇『シコラクス』をタイトルにすべきではないか・・・?このタイトルの本末転倒ぶりが、この作品のドタバタ感を物語っているのが、前述したように、読み終えると、そんなドタバタ感すら微笑ましく許せる、なんとも面倒くさくも愛すべき作品なんだな。2013/06/27

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