内容説明
1774年2月、海尉に昇進したボライソーは、フリゲート艦デスティニー号に乗り込んだ。プリマスを出港後しばらくして、艦の任務が明かされた―。30年前から行方知れずになっている莫大な金塊を探し出せ!強固な意志を秘めた艦長のもと、ボライソーは、彼を慕う士官候補生、水兵になったばかりのストックデールらと共に、リオ・デ・ジャネイロへ、そしてカリブ海へ赴くが…。若き日のボライソーの活躍を描く第12巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
11
1774年2月、プリマス沖の28門フリゲート艦デスティニー号に乗艦するリチャード・ボライソー海尉、18歳。前巻より時代をさかのぼって、強制徴募担当官など若い士官としての苦労がいろいろ描かれます。そこで出会った喉がつぶれた拳闘屋が、懐かしい最初の忠臣マーク・ストックデール。最初の本格的な冒険という感じなのですが、「最初の女(むろん人妻w)」との関係も含め、いろいろ突っ込みたいところあり。でもさ、ケントさんのお話は、気に入らんところもあったけど、面白いよ。2012/05/23
チャゲシン
1
作者は時々時系列を入れ換えて作品を発表するが、それにより、全体がより細かくかきこまれていき。さて、本書で海尉に任官したボライソーは行方不明になった財宝船を探すべく、フリゲート艦でカリブ海へと向かう。一人目の艇長となるストックデールとの出会いや、人妻に恋してみたり(変わらんなこの人)、、珍しく有能な艦長や上官に恵まれるが、任務は厳しく重症を負ったりと、やはり一筋縄ではいかない。非常に濃密な若きボライソーの活躍の物語です。2019/11/04
カラヤ3
1
海尉になりたてでフリゲート艦デスティニー号に乗り組んだころのボライソーの物語。初代コクスンのストックデールとの出会いや、額の傷を負った時のエピソードが書かれている。2018/05/16
本吉
1
ボライソー・シリーズ(第12巻) 2度目の読了。 全28巻中の歴史年代順ー4番目2015/11/16