内容説明
ソ連がカムチャツカ半島のカバツニャに設置したレーザー基地の猛威は、アメリカを震撼させた。空軍の偵察機と監視用衛星、さらに新型大陸間弾道ミサイルが一瞬のうちに破壊されたのだ。レーザー基地の存在をあくまで否定するソ連に対し、ついに米大統領はカバツニャ爆撃を決断する。その困難な任務を託されたのは、B‐52を全面改装して最新電子機器と強力なミサイルを搭載したステルス爆撃機オールド・ドッグだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
對馬 正晃
6
古い作品なのでテクノロジー的には陳腐化していますが、物語の展開でグイグイ読まされます!結末が楽しみです☆2014/08/31
タカタカショ
2
航空爆撃機の爆弾を正確に落とす係りの人の物語です。短期促成チームの秘匿作戦で、出撃前のブリーフィングの大事なこととか、アメリカ空軍の内部事情や、大型爆撃機の操縦・機動性・レーダー欺瞞(チャフとか)などメカ好きにお勧めで、デイルブラウンが好きになった一冊です。
May
1
読了3作目。98.4 6刷 563円+税。消費税が5%になったのはいつだっけ?1998/04/03
b_graham
0
軍事諸説には珍しい爆撃機が主人公の話。爆撃機は戦闘機のように派手なアクションを繰り広げよりも、正確に爆撃するとこが求められるためテーマとして用い難いのではないかと思う。しかし、この著書は特殊爆撃機というテーマで敵機迎撃用のミサイルを装備させることで、爆撃機の課題をクリアした。さらに、外交や政治も絡めて軍事小説の枠を超えて、色々な要素が楽しめる小説になっていた。なので、総じて飽きることはなく良い小説だった。ただ、専門用語が多いので軍事小説初心者にはオススメできない。2013/09/11
siopop
0
物語はソビエト崩壊前の冷戦時代、少しだけ設定は古いのですが内容は新しく全然古さを感じさせずにグイグイと物語の世界に引き込まれます、楽しい本です。 ソビエトがアメリカに先駆けて開発した謎の兵器を巡る両国首脳達の駆け引き、中々迫力がありました。 パイロットではなくて、レーダー航法士のマクラナハン大尉が主人公って設定も楽しいです。爆撃機って戦闘機の援護がないと唯の大きな的なのかと思ってたんだけど。。。2013/08/08