ハヤカワ文庫<br> ハイランダー号の悪夢

ハヤカワ文庫
ハイランダー号の悪夢

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  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150405847
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

死んだ父親が愛用していた航海用具の六分儀。それが息子のジョナサンの前に突然現われた。警察から渡された六分儀を見て、彼はわが目を疑った。貨物船の船長だった父は第二次大戦中Uボートの魚雷を受け、船もろとも嵐の海に沈んだ。そのとき六分儀も一諸に沈んだはずなのだ。乗組員は全員死亡している。では、なぜ?警察の話では、六分儀はスコットランドの村で盗まれたものだという。不可解な謎を解くため、ジョナサンは恋人と調査を始めたが…やがて明かされる父と乗組員の驚くべき運命とは?海洋冒険小説とミステリを結合させた力作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

uburoi

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ダンケルクはイギリスの人々に強く記憶に残る事件だったんだろう。それを勝利と見るか、悲劇と見るかはともかく。この小説はダンケルクを描いたものではないが、民間の機船が戦争と関わって乗組員が悲劇の最后を迎えるまでを描き、その悲劇にダンケルクの記憶がからんでくる。一方でその悲劇的事実がなぜ隠されたかという真相を追っていくサスペンスにもなっている。並行して語られる過去と現在の配分、構成はなかなか読み応えありだ。2017/10/21

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