ハヤカワ文庫<br> ナイトヴィジョン スニーカー

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ハヤカワ文庫
ナイトヴィジョン スニーカー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 456p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150405793
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

商業ビルのトイレのドアの下からのぞいているスニーカー。それはいつもそこにあった。ただ異なるのは、そのまわりに日ごとふえていくハエの死骸だけ…。幽霊屋敷ならぬ幽霊便所の怪を語る表題作ほか、キングの中短篇250枚、『カーリーの歌』で著名なダン・シモンズの短篇3篇、SF界の俊鋭ジョージ・R・R・マーティンの89年度世界幻想文学大賞中篇部門賞受賞作「皮剥ぎ人」など全7篇、いずれも入魂の書き下ろしを収録。名匠三人が腕を競う悪夢と戦慄の饗宴。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nuit@積読消化中

74
【日本の夏は、やっぱり怪談2020年】〈其の二・洋編〉 参加で読みました!20年?いや30年ぶりぐらいの再読。90年代初期のモダンホラーの帝王たちのアンソロジー。近年のホラーも嫌いではないが、やはりこの時代のホラー小説を読むとホッとするのはなぜだろう(笑)。キングはもちろんですが、ダン・シモンズやジョージ・R・R・マーティンの世界観の素晴らしいこと!単純(良い意味で)かつ凄まじい展開とクリーチャーたち!想像するだけでワクワクします。2020/08/17

拓也 ◆mOrYeBoQbw

24
ホラーアンソロジー。スティーヴン・キング、ダン・シモンズ、G.R.R.マーティンの三人の作品集で枚数が全員同じ、そしてその枚数なら自由に何篇も書いて良い形式。キング3篇、シモンズ3篇、マーティン1篇の7篇という構成になってますね。流石この3人だけあってどれも一流のホラー、彼らの他の傑作集で読めないのも含まれるので、買って損が無い一冊と言えます。私のお気に入りは『ヴァンニ・フッチは今日も元気で地獄にいる』、TVメディア+『神曲』のコメディホラー。他には惨い描写もありますが、好みの一篇が見つかるかと~2017/01/22

mejiro

8
キングの3編は既読。 ダン・シモンズは初読み。南北戦争にまつわる怪奇譚「イヴァソンの穴」がおもしろかった。「ヴァンニ・フッチは今日も元気で地獄にいる」は、狂信的な宗教者を揶揄する話。目当ては、ジョージ・R.R.マーティン「皮剥ぎ人」。主人公は特殊な能力を持ってるが、格別かっこよくも強くもなく、人間くさい部分に好感が持てる。ハードボイルドと怪異がマッチして、独特の雰囲気がある。一味ちがう怪奇ミステリを楽しめた。2017/10/16

Aminadab

6
ネット古書店で購入。キングもシモンズもマーティンもいずれ劣らぬページターナーの腕達者。思わず夜更かしして読み終えてしまった。マーティン「皮剥ぎ人」は練りに練ったB級感が絶妙。狼男に変身している間だけは、喘息も脊椎損傷も治ってしまう、というチートなディーテイルにいちばんやられた。シモンズは『ハイペリオン』の一年前の三作。すごい芸達者感はすでに出ている。キングの「献辞」だって、これはほんとうにオチているのか、との疑念は抱きつつ、結局最後まで読まされてしまった。こういう本は忙しい時には読んではいけない。2019/02/21

さといも

6
面白い。んだけど、何だろう。訳が私に合わないのかなんかスピーディーに読めず。キングのジワジワ広がるなんだこの怖さ感や、皮剥ぎ人だって面白いんだけどなぁ。なぁんか物足りん。2016/12/06

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