感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
12
1789年10月、リチャード・ボライソー、フリゲート艦テンペスト号艦長。場所は南太平洋。ウィリアム・ブライ艦長が反乱事件に巻き込まれたのが2年前という、英国の耳目を集めている海域。しかし物語のイベントは叛乱ではなく海賊さわぎ。そして、女。おお、ケント=リーマン症候群ですね!(笑) 副長ヘリックの凜々しい立ち姿は、この巻で見られます。そして女優退場と、崩れ落ちるボライソー。一代記としての時系列的な次の巻は、この本の7年前に書かれたものです。困難でしょうがなんとか上手くはめ込みましたね。2012/03/13
カラヤ3
0
バウンティー号叛乱とフランス革命勃発の時代。ボライソーはオーストラリア付近でフランス艦とともに海賊の捜索にあたって物語は進む。史実のバウンティー号のブライ艦長は叛乱後カッターで反乱をおこさなかった乗員とともに約6000km以上を移動して助かっているので指導力や航海術はすぐれていたのだろうな。2018/04/25