ハヤカワ文庫<br> ハーツォグ 〈上〉

ハヤカワ文庫
ハーツォグ 〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 267p
  • 商品コード 9784150402570
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

65
初読。2015年1022冊め。【50-1/G1000】直前に読んだベルンハルトの「消失」に印象がかぶる。主人公ハーツォグは二度の結婚に破れ、自己の思考に埋没するようになり、次第に錯乱していく。とりとめなく思い浮かんだことを手紙という形で、昔の恋人から政治家、古今の思想家へ書き綴っていくのだが、この辺りも「ガンベッティに言った」等で記される「消失」に重なる。下巻はどうなるのだろう。ユダヤ色が強くなるかな。2015/08/28

NAO

61
ユダヤ人で思想史専攻の退官大学教授モーゼス・ハーツォグは内外から注目された論文を書いた著名人だが、二番目の妻との離婚から精神に破綻をきたしている。内省を繰り返し誰彼構わず手紙を書きまくるが、その手紙を書く行為は彼を興奮させ、彼の言動はますますおかしくなっていく。誰からも精神異常者扱いされるハーツォグに、救いはあるのだろうか。2019/01/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/256412
  • ご注意事項

最近チェックした商品