ハヤカワ文庫<br> 暗い森の少女

ハヤカワ文庫
暗い森の少女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 433p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150401894
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

散文の詞

22
いつものように、身構えて読み始めたが、文体がさらりとしていて読みやすかった。ホラーと言うより、ミステリーぽくってそれもよかった。この作家は、バッドエンドになることが多いのだが、思っていたほど、後味は悪くなかった。 2019/07/31

しろ

11
☆6 結局みんな被害者だった。100年前に、父親から暴行を受けたのち殺された少女ベスがエリザベスに取り憑く。森の中には魔力があるようで、みんな狂わされていた。ホラーなんだけど、前半は普通の家庭もののような感じで、違った読み応えがある。しかしやっぱり中盤辺りから変わってきて、ベスの呪いが子供たちを襲っていく。子供たちの不可解な言動に町の大人たちも動揺していって、そこらへんの描写がなかなか上手かった。本当にベスの呪があったと言い切ることはできないが、明確な描写がなくてもそうだと思わせる筆力を感じた。2012/02/08

pyonko

6
呪いの正体は結局明らかにはならないのだが、終始不気味でこういう雰囲気を作り出せるのは独特なものがある。でも確かに身近な人がこんな急に豹変したら怖い。2015/05/02

デービット

4
ラブクラフトの作品を読んだ時にも思ったがアメリカは歴史が短いのに怖い田舎を書くのが上手いなと思う。旧家や精神病患者を抱える家族の問題が良く描かれていた。前半は少し退屈だったが後半からは震えが止まらなかった。後味が悪いのもまたいい。小説としてのできもホラーとしてのできも優れている。もっと評価されるべき作品。2011/11/18

ちめら

4
話そのものの怖さという点では期待外れだったけど、物語を構成する要素(精神異常、肖像画、猫の死骸など)がそれを補っていて最後まで楽しく読めました。2011/05/29

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