感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
167
ハードボイルドタッチの冷戦スパイもの。冷戦下だか米ソ戦よりも陰惨なナチス捕虜収容所関連が話題に。壁の象徴チェックポイントチャーリー。棺に詰めた亡命者を通過させるだけの任務の筈だったが。怪しい協力者に、妖しい女。話は思わぬ方向へ…。ハードボイルド風が楽しい。国家への忠誠心とか、派手なアクションも無し。黙々と任務をこなす姿は職人技。ケレン味はなく、渋い。表題とクライマックス。なるほどこういう繋がりが…いろいろ皮肉が効いている。2021/09/28
おくちゃん
12
何が起きているのか?分かりにくさはあった。でも、ハードボイルドタッチの文章に惹かれ読みました。ジョン・ル・カレとは違ったスパイ小説でした。2025/01/25
tama
4
図書館本 スパイ小説2つ目 ベルリンが壁の中だった時代のイギリスのスパイなのですが、やっぱり登場人物が多くて大変だった。でも一番気になったのは文章が饒舌。主人公もなんだか饒舌。ちょっと古い時代の探偵モノみたいで煩いのです。2016/07/31
YONEMARU@HD
2
こういうのも迷宮小説っていうんですかね。何が起きているのかよくわからないまま、最後まで連れて行かれた。「わたし」の言動が格好いいので、最後までっつきあってしまったが、結局どういう話だったのかよく分かっていないという……(^^;)
kanamori
0
☆☆☆2013/09/29
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- 和書
- トロピカルカクテル