感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koo
8
ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーションで発見した1958年作でパニック小説の嚆矢とされる作品。集団食中毒が起こりパイロットも倒れて墜落危機に陥った旅客機で居合わせた医師バードが初期治療に奮闘し大戦中に戦闘機に乗った経験のあるスペンサーが無事着陸させるべく奮戦するストーリー。スペンサーを支える周囲の人物達も熱く、食中毒の病状がタイムリミットとなり緊張感を高め無駄な描写を省き数時間をスピーディーに描ききり非常にリーダビリティが高かったです。エピローグがないのは残念ながら余韻の残るいい終わり方でした。2024/07/01
NICK6
6
航空パニック物。機内パニックで危機が煽られる前半、タイムリミットとプロ不在での中での密室障害が加わって、さらに情況緊迫度に加速。ここで人間的な物語を大袈裟に盛り込まずに、パニックそのものに焦点を充てて突っ走ってくれるので、リーダビリティー衰えず。おちゃらけな営業マンが少しづつカッコよく変貌して、彼をささえる女性乗組員もヨシヨシ。ページ数少なめ、中編なれど、サスペンス物としてはお腹一杯。このスピード感は堪らない。あらゆる贅肉取っ払っての読後の印象度強し。重厚長編が多いヘイリーだが、これは誰にでも推せる傑作。2021/10/09
tai65
2
星5つ2018/05/25
バーニング
0
ジェットコースター小説という感じ。初期作品だから仕方ない気もするけどもっと長く読みたかった。2015/09/04
こぎん
0
1979.3.13読了2013/09/04