ハヤカワ文庫<br> 屋根の上のバイオリン弾き

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ハヤカワ文庫
屋根の上のバイオリン弾き

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  • サイズ 文庫判/ページ数 257p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150400446
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shirley

2
19冊目 気になっていたが未だ読んだことが無かったので、読めてよかった。ユダヤ教を信仰する父親とその娘たちのやりとりが、その当時の時代背景を踏まえながら書かれています。色々あって大変な父親、変化に付いていけないものは取り残されていくという言葉を読了後に思い出しました。2016/04/17

マサ

1
有名なミュージカルの原作になった短編集。テヴィエはウクライナに住むユダヤ人。農場を経営し「牛乳屋」と呼ばれて親しまれている。前半は7人の娘の結婚にまつわる話など親としての苦労や心配がユーモラスに語られているが、後半は一転ユダヤ人迫害にさらされる彼の心境が切実だ。この時期に読んでよかったと思った。2023/12/16

横丁の隠居

0
戯曲ではなく原題は「テヴィエの娘たち」テヴィエはやたらに聖書やらタルムードやらから引用するし、表現は回りくどいし、読みにくい。現代的な目で見ると、実直な牛乳屋は日銭が稼げるのが強みですな。株ですっても生活には困らないらしい。娘の自主性に任せるところはむしろ現代的ですらあるがシュプリンツェを自殺にまで追い込んだのは、むしろテヴィエがきちんと事の成り行きを説明しなかったせいもあるのではないかというのが現代日本人の率直な感想だ。人種差別で村を追われるのだが唐突に思われる。我々には日本列島があってよかった。2017/01/19

大宅世継がない

0
本の後半に、一気にテヴィエたちユダヤ人を取り巻く周囲の扱いが酷くなったのが、ポグロムの脅威がテヴィエにとってなんの正当性もなく迫ってきた悲劇を一層掻き立てていると感じた。 こうした人種差別政策は、社会の上層にいる人物もそうであるが、社会の中に溶け込み、それ以外の人とほぼ同じであるような一般住民さえもなんの根拠もなく巻き込み排除することを改めて認識させられたと同時に、現在起こっている人種的な対立の影響が誰にどのように及んでいるかを考えることが、人種的対立の外部にいる者に出来ることであると考えた。2025/04/12

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