感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マムみかん(*ほぼ一言感想*)
20
《翻訳ミステリー大賞シンジケート》というサイトで、「物凄く面白い冒険小説」としてこの作品が熱く語られていたんです。 絶版なのですが、地元図書館の書庫に黄ばんだ1冊がありました~~♪ 本当に正統派の冒険サスペンスという感じで、とってもとっても面白かったです!! 作者がドイツ人とは信じられないくらい、日本人の描写が自然でスムーズに読めます。 そして日本側とアメリカ側が公平で魅力的に扱われているから、最後まで「どっちも頑張れ!」と駆け引きを堪能できました。 だから、あのラストも好きだな☆2014/06/24
鐵太郎
15
ミッドウェー作戦の「おまけ」で行われたアリューシャン作戦で、実は日本軍の意図は◎◎であり、そのため◎◎作戦が行われたとしたら。それに対抗するため米軍がこんな事をしたとしたら。この物語は、こういう壮大な設定の元に、アラスカに潜入した日本軍の精鋭部隊と、米軍守備部隊のエリートたち、そして現地人エスキモーたちの、戦いと、不思議な交流を描いた冒険小説です。今見ると、日本に対する先入観や偏見による間違いや、その逆もたくさんあります。でも、今見ても不思議な魅力があります。素敵。2007/05/25
マッピー
9
第2次大戦中のアラスカを舞台に、日本軍とアメリカ軍がそれぞれの作戦を全うするために死力を尽くすのですが、そんな建前というかお膳立ては150ページまで。 残りはとにかくアラスカという極めて過酷で広大な自然の中でどうやって生き延び、敵を追いつめ、前に進んでいくかの話。 あくまでフィクションなんです。 結末については賛否両論あるかもしれません。 でも、読後感の爽やかなこと。 血まみれ汗まみれ、泥臭い男2人の闘いの果てが驚天動地&脱力で、読後爽やか。 フィクションの楽しさを存分に堪能させていただきました。 2017/01/14
モリヤマ リン
6
「冒険小説にはラムネがよく似合う」で紹介されていた本。読み始めたら、止まらないくらい面白い。旭日旗を「派手な」と描写している所があり、星条旗の国の人が何を言うかと思ったら、解説で「作者はドイツ人」と書かれてあった。舞台がアラスカだったんで、勝手にドイツ系アメリカ人だと思い込んでたよ…。あ。解説は読み終わるまで読まないように。2014/11/01
とのじ
2
漫画も読んだが、是非実写で見たい。日米どちらも良くかけている。浅野忠信が適役か2016/01/31