感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りつこ
28
主人公ジョウは愛されずに育った男。誰かと心を通わせることも自分を見つめることもなく、青年になった自分の体をもてあまし、映画みたいなカッコいい暮らしを夢見てニューヨークに出てくる。自分を騙した詐欺師のラッツォと暮らし二人の間には友情が芽生えるのだが…。よくこれを映画にしたなぁと驚くほど地味で陰鬱な物語。クズのような二人だがそれは彼らの責任ではない。生まれたときからなにも与えられずこんな風にしか生きられなかったのだ。二人が一時でも心を通わせ希望のようなものを一瞬抱いたのがせめてもの救いか。映画も見てみたい。2015/08/24
アーチャー
1
原作にある主人公の田舎の生活について書かれたエピソード、映画にそこが描かれていたかを確認するため、もう一度映画を観ようとと思っています。因みにジョン・バリーの音楽も、そしてニルソンが歌う挿入歌も素晴らしいですよ。2010/04/13
