出版社内容情報
信長が愛した幻の名品「白天目茶碗」が芦屋の古い館から見つかった。しかし茶碗の付喪神のシロさんは自身の来歴を思い出せず……
【目次】
内容説明
モダンな洋館が並ぶ閑静な住宅街神戸芦屋の古い邸宅の庭先で見事な白い茶碗が掘り出された。少し前にここへ移住してきたばかりの館の主「先生」はその茶碗を気楽に愛用していたが、あるとき茶碗の付喪神「シロさん」が現れ自分は信長愛用の名品・白天目茶碗だと名乗る。しかしシロさんはそれ以外の来歴を忘れてしまっていて―。本能寺の変で焼失したはずの茶碗がなぜ芦屋に埋まっていたのか?異色の骨董ファンタジー。
著者等紹介
高殿円[タカドノマドカ]
小説家・漫画原作者・脚本家。兵庫県生まれ。2000年に第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞し『マグダミリア 三つの星』でデビュー。2013年に『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞、2023年に『グランドシャトー』で第11回大阪ほんま本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きたさん
8
お屋敷に住む先生と、先生が持つお道具の付喪神やその仲間たちが登場するということで、勝手に歴史を背景にした道具にまつわる日常の謎系の話かと思ってしまったのですが、ただただその付喪神たちが、昔を懐かしんだり思い出したりする話でした。世界観は嫌いではないけれど、あまりにも話に起伏がなさすぎて、個人的にはふぅんと思う以上の感想が出てくることはありませんでした。2026/03/30
陽ちゃん
7
表紙絵から勝手にBLかなぁと想像していましたが、全然違いました。芦屋の御屋敷の庭に埋まっていた白い茶碗⋯信長愛用の白天目らしい⋯の付喪神「シロさん」には、本能寺の変以降の記憶がなく、御屋敷の主「先生」たちの協力で真相を探っていく⋯。登場するシロさんのお仲間たち(勿論、付喪神)の来し方の語りが面白かったです。芦屋に城があったのは知りませんでした。2026/03/22
ゆきんこ
2
かつて信長公の元にあったであろうお道具の付喪神さんが、記憶が曖昧になっている自分のルーツをのんびりと探す物語。一人ではなく、土に埋まっていた自分を掘り出した先生と、そのお仲間たち(人間と付喪神さん)と一緒に。信長公縁の武将、避けて通れない本能寺だけではなく、在原業平や伊勢物語と範囲は結構広い。本能寺の変前後の考察だったり、付喪神さん達の賑々しいお喋りだったり。いろんなお話が入り乱れて、穏やかだけど賑やかなお話。2026/02/16
金色
1
ほっかむりさんの石油メジャーがすごいよ。並大抵の金持ちではないはず。そして百貨店店の外商はあそこだよね?と思ってしまう。2026/04/11
つくし
1
高殿さんの本好きですが本当に色んなの書かれますね。信長にまつわる道具の話でちょっと刀の話を思い浮かべてしまいました。2026/03/12




