出版社内容情報
ドーム突端の串刺し死体の心臓が消失――2084年にサンフランシスコで起きた不可能な事件に、時の大統領が関与しているのか……!?
内容説明
病床の母に寄り添うサンフランシスコ警察のノアは、想いを寄せる看護師のニッキーの助けを借り、母との最期の時間を過ごす。そんな時、巨大建造物の突端に串刺しになった全裸死体が見つかったとノアは知る。肋骨が飛び出て、心臓が消失、さらにAI捜査システムはこれが事故だと示す。出鱈目な結論に怒るノアは真実を暴こうとするが、警察も手を出せない機密が…アガサ・クリスティー賞受賞作家が描く正義と愛の物語。
著者等紹介
小塚原旬[コヅカハラシュン]
神奈川県大和市出身。『機工審査官テオ・アルベールと永久機関の夢』で、第13回アガサ・クリスティー賞優秀賞を受賞して作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
23
そうか。という着地へ運んでくれたのは、すごいなと思った。近未来の設定であっても現代と地続きの感覚があった。直截なタイトルには、きちんと意味があり、とても納得した。2025/06/01
ソラ
2
【読了】B 2025/07/21
c3pomotohonzuki
0
その不思議な死体を、捜査AIは事故と判断した。 消えた心臓を巡る、陰謀の予感しかない事件の捜査。 AI、政治、矜持、尊厳。異なる動機と目的が絡み合った先の真相。 それは正義ではなくとも愛にあふれていた。2025/05/23
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