出版社内容情報
独立戦争中のアメリカ。投獄された英国兵エドワードは、何故植民地開拓者と先住民族のミックスの少年アシュリーを殺害したのか?
内容説明
18世紀、独立戦争中のアメリカ。開拓者と先住民の間に生まれた青年アシュリーが殺された。記者ロディは獄中の英国兵エドワードに殺害の動機を尋ね、アシュリーの手記を渡す。だが手記を読んだエドが語り始めたのは懺悔ではなく推理だった。エドがアシュリーと共に遭遇した連続不審死やスパイ疑惑の真相、そして犯人の秘密…『開かせていただき光栄です』シリーズ三部作の掉尾にして、毎日芸術賞受賞作。
著者等紹介
皆川博子[ミナガワヒロコ]
1930年旧朝鮮京城市生まれ。東京女子大学英文科中退。1973年に「アルカディアの夏」で第20回小説現代新人賞を受賞し、その後は、ミステリ、幻想小説、歴史小説、時代小説を主に創作を続ける。『壁 旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞を、時代小説『恋紅』で第95回直木賞を、幻想小説集『薔薇忌』で第3回柴田錬三郎賞を、歴史ミステリ『死の泉』(早川書房)で、1997年の「週刊文春ミステリーベスト10」の第1位に選ばれ、第32回吉川英治文学賞を受賞した。2011年に上梓した『開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU』(早川書房)が各誌の年問ミステリ・ベストで上位を占め、2012年に第12回本格ミステリ大賞を受賞。さらに同年にはその功績を認められ、第16回日本ミステリー文学大賞に輝き、2015年には文化功労者に選出される。そして2022年には本書で第63回毎日芸術賞文学I部門(小説・評論)を受賞するなど、第一線で活躍し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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