出版社内容情報
山口 優[ヤマグチ ユウ]
著・文・その他
米村 孝一郎[ヨネムラ コウイチロウ]
イラスト
内容説明
アルヴヘイム=アメノヤマト同盟の“星霊枢軸”は“人類連合圏”のクロトス要塞を奪取し、その先の兵器開発拠点の攻撃に備えていたが、敵の“新型意味爆弾”に翻弄され戦局は劣勢だった。ユウリはクロトス要塞の記憶領域で、自分がかつて遺伝子情報を奪われ、同時にアルフリーデと誓約を結ぶ契機となった“氷見名事件”の詳細を知る。それは己が歩む道を決定づけると同時に、この戦いの勝敗を左右する驚愕の真実だった!
著者等紹介
山口優[ヤマグチユウ]
1981年兵庫県生まれ。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修了。2009年『シンギュラリティ・コンクェスト 女神の誓約』で第11回日本SF新人賞を受賞し、翌年に同作を出版し作家デビュー。また、2011年『アルヴ・レズル 機械仕掛けの妖精たち』が第7回BOX‐AiR新人賞を受賞、アニメ化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Pustota
6
どうしても設定部分のボリュームが大きかった1巻に比べて、戦闘が一段落したのもあり人間と星霊の関係性にスポットが当たっていて面白かった。特に主人公のパートナーであるアルフリーデはいい性格をしている。次は最終巻、戦いの行方はもちろん、両者の未来がどうなるのか楽しみ。2023/10/05
へ~ジック
4
今回の登場人物の行動は褒められたものではない。主人公のユウリは「大いなる和の実現のため」と言い訳が立てば事実上何でもできる先例を作り(統帥権干犯問題かい!)、更に上官と一緒に英霊の魂を踏みにじる。愛国とは情熱だ。だが尊厳が無くば立てぬ。だというのに「祖国が滅びてもいいのですか?」と木で鼻を括ったような物言いをする。そんな理屈など聞きたくはない。国の為に誰かのプライドを奪うなら、相応の物を差し出しなさいよ。そんな高説を垂れるのだから貴方自身もプライド捨てられるでしょう?と思いながら読んでました。2022/10/13
うさぎや
4
2巻。ついにユウリが女子に!と思ったら戻ってしまった……というのはさておき、アルフリーデの怒りもわかる気がする。2022/09/20
埋草甚一(U.J.)
0
何やらごにょごにょあって、時間は決戦らしい。どうにも入り込めないのは、作者もゲーム世界の設定だけ考えるのにとらわれて、物語りと乖離しているんだな。ゲームのリプレイを記述しているだけとしか読めないのな。2023/02/01
Mits
0
過去の話とこれからの準備かな。3部作の真ん中はこんなもんかも。思ったよりも短期決戦なのかねぇ2022/12/19