出版社内容情報
「箸を使わずに食べる蕎麦の正体」や「恋煩いで痩せて何も食べない女の真意」等々、居酒屋に持ち込まれる難問に酒飲みこまりが挑む!
内容説明
なじみ客も増えてにぎわう居酒屋小毬屋。だが花見の頃だというのに世間では暗い話が。“闇うさ”なる凄腕の髪結い師が、極上の化粧を女にほどこすのだが、朝に化粧のおちた女の顔を見ると男は心が完全に離れ、女は破滅するのだという。そんなとき、夫の不義を悩みなにも食べなくなった女が小毬屋に。元夫への恋慕が残るこまりには気持ちがわかり、料理で女の食欲を刺激しようとするが…優しさに満ちた居酒屋時代小説!
著者等紹介
赤星あかり[アカボシアカリ]
福島県出身。『居酒屋こまりの恋々帖 おいしい願かけ』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)にて小説家デビュー。日本酒(獺祭、飛露喜、冩樂)の愛飲家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
10
ちょっと滑り勝ちで軽薄な感じが気楽2023/07/21
粋
9
この物語は悲しい話であっても、最後は明るく終わるので読後感がいい。そして、ひじきが可愛すぎて癒される。今回は野槌が出てきたのは一話のみ。新たな人との繋がりが出来ているが、老中にお庭盤、幅広くなってきたもんだ(笑)みんな今後はこまりの力になるのかな。2022/10/15
陽ちゃん
7
シリーズ2作目。こまりの明るさが皆を救っているのかな。料理人のヤスとのかけ合いも面白くて、いいコンビですし。勿論、かわうそのひじきの可愛さも魅力的です。4話目で、加賀藩から将軍家へ氷が献上されていますが、冷凍庫を開ければいつでも氷がある現代で良かったかも、と思っちゃいました(当時とは暑さが全然違うんでしょうが…)2023/08/22
MAMI.
1
★★★☆☆2023/05/27
sai
0
図書館おすすめコーナー本。シリーズとして次回もありそうな終わり方だが…。 2022/09/15