ハヤカワ文庫JA<br> 掃除機探偵の推理と冒険

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ハヤカワ文庫JA
掃除機探偵の推理と冒険

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150315238
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先

内容説明

北海道札幌方面西方警察署の刑事鈴木勢太は、捜査中に事故に遭い気がつくと「ロボット掃除機」になっていた!そのうえ隣の部屋で死体を発見してしまう。しかし彼には愛する姪・朱麗を義父のDVから守るという使命が。掃除機の姿となった勢太は、壁や段差、隣室の死体の謎なぢ、数多の障害を乗り越え、朱麗の待つ小樽へと辿り着くことができるのか?第10回アガサ・クリスティー賞受賞作『地べたを旅立つ』改題文庫化。

著者等紹介

そえだ信[ソエダシン]
2020年、『掃除機探偵の推理と冒険』(受賞時タイトル『地べたを旅立つ』)で第10回アガサ・クリスティー賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

57
『地べたを旅立つ』改題。このタイトルの方がわかりやすいなと思う。札幌の鈴木刑事は勤務中の交通事故で意識を失う。気がついたらロボット掃除機になっていた。なんともユニークな設定。さらにそこは密室殺人の現場だった。アタマで考えても伝える手段がない、だって掃除機だから。鈴木は小学生の姪の朱麗と暮らしているが義父のDVから守る使命がある。札幌から小樽、ドアも開けられない、充電が必要、段差を乗り越え。掃除機の姿で朱麗のもとへの冒険。途中で関わる人達との接触も楽しかった。 【第10回アガサ・クリスティー賞】2022/05/29

さくら★もち

34
刑事のセイタは交通事故に遭い、目が覚めるとAndroid搭載のクマ顔ロボット掃除機になっていた。斬新だなぁと感じて手に取った1冊。愛する姪っ子を守る!という信念のため、受け入れがたい状況に機械の持つ特性を駆使して柔軟に対応し、道中で様々な困難に巻き込まれる中で犯罪を暴き、人を助け人に助けられながら30kmという遠方(ロボット掃除機だからね)に離れた姪のもとへ向かうセイタの姿はシュールかつコミカル。ツッコミどころ満載な展開だし、もう少しハラハラ感が欲しかったけど、健気でかわいい掃除機の大冒険、面白かった。 2023/02/09

よっち

33
捜査中に事故に遭い気がつくとロボット掃除機になっていた北海道警察の刑事鈴木勢太。愛する姪・朱麗をDVの義父から守るため、できることを駆使して奔走する物語。目覚めた隣の部屋で発見した死体、壁や段差という物理的な障壁、拾ってくれた母子家庭の危機、老夫婦との出会いなど幾多の困難を乗り越える展開は、掃除機になってしまうとこんなことも障害になるのか…となかなか新鮮な気持ちで読みましたが、その高い洞察力からいくつもの事件の真相を見抜いてアシストしながら、見事に姪を守ってみせたその活躍と結末はなかなか面白かったですね。2022/07/06

tomtom

18
気付いたら掃除機だったとか意味不明だし、読みにくかったから読むのをやめようかと思った。ロボット掃除機にマジックハンドが付いていたり都合が良すぎる機能満載で、ツッコミどころはあるけど意外に面白かった。突然知らない名前が出てきて分かりづらかった。2023/02/09

クキモン

16
刑事が交通事故にあって気が付いたらロボット掃除機になっていた・・・信じられない話ですが面白すぎて一気読みでした。札幌から小樽まで掃除機の姿で移動し、行く先々で事件に遭遇するロードムービーのような展開。パンダ顔の機械が可愛い。2023/02/26

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