出版社内容情報
戦後のどさくさでできた那覇の店舗群。そこで駿が見たのは米軍やCIAが絡む沖縄の闇だった。沖縄本土復帰50年の節目に文庫化!
内容説明
那覇のガーブ川の上に建つ商店は風来坊たちの隠れ家で、戦後の不法占拠を経てできた混沌だった。水害で双子の兄を喪った駿は老女傑の鶴子オバアと出会い、店を譲り受けるが、最初の客が水死体で発見された。駿が不審に思い調べ始めると、さらなる死の影が…遺された謎の番号、米軍やCIAの不穏な動き、琉球王の伝説が絡み、戦後史の闇が暴かれる!第8回アガサ・クリスティー賞大賞受賞&第5回沖縄書店大賞準大賞受賞。
著者等紹介
オーガニックゆうき[オーガニックユウキ]
1992年生まれ、沖縄県出身。『入れ子の水は月に轢かれ』で第8回アガサ・クリスティー賞を受賞して小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Sakie
11
沖縄復帰50周年に、沖縄ミステリ。沖縄には地上だけでなく地下にも、複雑で根深い歴史が絡みついている。米軍と日本政府に翻弄された時代と、毎年台風に晒される沖縄、生き抜いたおじいやおばあの過去が事件のベースとなる。『国って平気でグァーシーするのさ』。鶴子おばあは喋りに喋る。ところどころ何を言っているか私にはわからない言葉の奥に、不屈のエネルギーを感じる。著者が妙齢の女性と知って驚いた。謎の性質上、意外だったのだが、女だってしたたかでなければ生き抜けなかった時代のことは、そら書いとかななあ。2022/10/08
駒場
10
沖縄という「戦後の闇」がそこかしこに残る地、その寂れた商店街の周辺で次々と死体があがる!死体はあちこちの川や海に散らばっているが、実は暗渠と海の潮の流れを読むと死体を投げ込んだであろうある場所が浮かび上がってくる……というやや地味なミステリー。だがその裏にあるのは戦後占領期の闇!?米軍やCIAというワードが飛び交うのにじめっとしたリアリティを感じさせるのは沖縄の物語だからこそ。沖縄が今もなお向き合っているものの一端がそこにあるのだなという感じ2022/07/18
ソラ
10
あっという間に読み終わった。こうした話が荒唐無稽な話なのか沖縄としてはあり得る話なのかそれはわからないが、ページ数のわりにはサクサク読めて面白かった。2022/05/01
sin64
2
沖縄本土復帰50年。なんとなくいつもよりも沖縄が近く感じられる日常に、沖縄が舞台のミステリーを見つけた。しかもハヤカワ文庫だ。登場人物たちのうちなーぐちに沖縄をルーツに持つ作者ならではのローカルな表現、もうひとつの沖縄の姿が見え隠れする。2022/06/01
Dil reba
1
那覇のガーブ川の上に立つ商店は風来坊たちの隠れ家で、戦後の不法占拠を経てできた混沌だった。水害で双子の兄を喪った駿は本土から独りこの地に流れつく。駿は老女傑の鶴子オバアと出会い、店を譲り受けるが、最初の客が水死体で発見された。駿が不審に思い調べ始めると、さらなる死の影が……遺された謎の番号、米軍やCIAの不穏な動き、琉球王の伝説が絡み、戦後史の闇が暴かれる!アガサ・クリスティー賞受賞作。
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