出版社内容情報
黒船騒ぎに大地震、騒動絶えない江戸の町。神田明神近くにある瓦版屋〈早耳屋〉の娘・お花が見聞きする、耳寄りネタの真相とは!?
内容説明
江戸じゅうの事件を探さずにはいられない!元気娘お花はネタ探しに今日も奮闘中。黒船来襲に大地震、騒動絶えない安政の世で、神田明神近くに店をかまえる瓦版屋・早耳屋に舞い込んだのは、評判の菓子屋に泥棒が入ったという話。さらに盗み日の昼間に愛らしい犬が店に迷い込んだというのだが、早耳屋にも迷い犬がやってきて…押し込み事件や、殺しの騒動、突然の珍事等々―お花が江戸の騒動を目撃する連作短篇集。
著者等紹介
松本匡代[マツモトマサヨ]
1957年、三重県伊勢市生まれ。奈良女子大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程修了。日本IBM入社。退職後同人誌“グループいかなご”に参加し、創作活動を開始。2016年、関が原の戦いから大坂夏の陣までの徳川家康を描いた「天下 律義者の十五年」で第66回滋賀県文学祭芸術文化祭賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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