出版社内容情報
〈本の雑誌〉のSF時評「新刊めったくたガイド」2011~2019年を集成。いま読むべき作品が全てわかる究極の現代SFブックガイド
内容説明
21世紀の到来とともに再生を果たした日本SF界は、2010年代、ハヤカワSFコンテストと創元SF短編賞という2つの新人賞が新たな才能を輩出、“新☆ハヤカワ・SF・シリーズ”が海外の傑作群を紹介、さらなる黄金時代を迎えている―。月刊書評誌“本の雑誌”連載の「新刊めったくたガイド」2011~2019年のSF時評を集成。2010年代の9年間に刊行された主要作品1000点を網羅した、現代SFガイドブックの決定版PART2。
著者等紹介
大森望[オオモリノゾミ]
1961年、高知県高知市生まれ。京都大学文学部文学研究科卒。翻訳家、書評家、SFアンソロジスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くたくた
41
とりあえず、斜めに確認。いつか、読みたい本に迷ったら戻ってこよう。私の気にいりが取り上げられていないが、同時期に刊行された戦艦もの、どちらも取り上げられていないみたいなので、単に好みでないのかな?2020/05/22
緋莢
27
2011年から2019年までの『本の雑誌』掲載の「新刊めったくガイド」のSF時評に国内、海外ベスト10を含む各年度末のSF出版総括を加えたもの。宮内悠介『盤上の夜』、飛浩隆『零號琴』、伴名練『なめらかな世界と、その敵』、ピーター・トライアス『ユナイデッド・ステイツ・オブ・ジャパン』、劉慈欣『三体』など、自分が読んでるSFのほとんどは、大森さんの「新刊めったくガイド」を 参考にしているな~と(続く 2020/04/04
そうたそ
19
★★★☆☆ 2010年〜2019年までのSF作品を片っ端から紹介する作品。SFとはいえど、純文学であろうがミステリであろうが、著者のSFアンテナに触れたものは漏れなく紹介されている。ひとつひとつの作品に割かれる文章は少ないものの、端的ながら存分に魅力の伝わる著者の文章には、思わず積読が増えてしまう。マイナー出版社、電子書籍に至るまで手広くカバーされているので、結構読んだ気になっている人でも思わぬ発見があるのではないかと思う。2020/04/01
もち
16
◆雑誌連載のSF時評の2010~2019年分を集積した、SFガイドのパート2。賞レースに絡む名作や、社会現象を引き起こした超大作が次々と登場。もちろん、メジャー・マイナー問わず他のあらゆるSF本もカバー。当時の空気感ごと切り取り、約1000点を解説する。■巻末の高評価本の一覧と、年毎のベストSFを拾い読みするだけでも参考になる。みっちり読めば、隠れた傑作や長大なシリーズ作の評判も分かり、さらに便利。手を出すか悩んでいた一冊の、判断材料に是非。2020/03/08
月世界旅行したい
10
結構、読んでいないなぁ。2020/02/24