出版社内容情報
敬愛する養父が不審な死を遂げ、〈ねずみ屋〉を継いだお市。やがて生みの親の死にまつわる事実に近づくことに……シリーズ第2作。
内容説明
敬愛する元岡っ引きの万七が不審死を遂げ、養女のお市は遺されたよろず屋を継いだ。使い事や用心棒に人捜し、舞い込む頼みをこなすなか、かつて万七の取り逃した盗賊・漁火の小四郎が江戸に戻っていることを知る。探索に乗り出したお市は、小四郎が犯した押し込みの陰で、じつの父と母が巻き込まれていた事実に辿り着く。何者かに両親を殺された、あのつらい過去にあらためて向き合うお市の運命は?人情事件帖第2作。
著者等紹介
誉田龍一[ホンダリュウイチ]
1963年生まれ。大阪府出身。2006年「消えずの行灯」で第28回小説推理新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ごへいもち
16
続きは?と思ったら読メの皆さんの書き込みで著者が亡くなられたと知りました。残念。合掌2024/12/12
千日紅
6
敬愛する元岡っ引きの万七が不審死を遂げ、幼女のお市は遺されたよろず屋を継いだ。使い事や用心棒に人探し、舞い込む頼みをこなすなか、かつて万七の取り逃がした盗賊漁火の小四郎が江戸に戻っていることを知る。探索に乗り出したお市は、小四郎が犯した押し込みの陰で、じつの父と母が巻き込まれていあた事実に辿り着く。何者かに両親を殺された、あの辛い過去に改めて向き合うお市の運命は?2020/05/29
藤よい
5
盗賊の話が絡んできて、面白さが増しました。殺された万七が追っていた事件やお市の両親が殺害された事件が絡み、一気読みでした。万七のことはまた次巻ではっきりするのかな…。2020/11/25
mike_sugino
5
図書館で借りて読了。現代で言えば探偵も含まれるよろず屋を継いだお市を主人公とするシリーズ二作目で、彼女の亡くなった両親の謎をめぐる連作っぽくなっていたね。相変わらず簪を武器に立ち回りを演じるハードボイルドさもあり、痛快だった。しかし、著書の急逝により最大の謎だった育ててくれた万七の死が永久に闇の中とは、残念すぎるわ。2020/04/01
たかさん
3
一巻に続いて、難事件に挑むお市が健気。そして両親の殺害事件を追いかけていく姿が、これも哀愁がある。早くも、三巻が楽しみです。2020/01/20
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