ハヤカワ文庫JA<br> 本屋のワラシさま

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ハヤカワ文庫JA
本屋のワラシさま

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150313784
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

古い本屋の臨時店長になった元書店員の啓(ひらく)。店の座敷童子人形が動き出し、啓は人形とともに本を買う客の問題を解きほぐすことに。

内容説明

元書店員の啓は、ある事件がきっかけで“本が読めなくなってしまう”。が、入院した伯父の代わりに、彼が営む書店の店長をすることに。その初日、店内の座敷童子人形がいきなり動き、あれこれ書店繁盛の教育的指導をしてきた!啓はワラシとぶつかりつつ、子どもへの贈物ですれちがう夫婦の悩みや、何年も取り置きされたままの“赤毛のアン”の謎など、お客様の問題を解決し…出逢いとドラマが山積みのマチナカ書店物語。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

52
過去のある事件がきっかけで本が読めなくなってしまった元書店員の啓。入院した伯父の代わりに書店で働くことになった彼が、店内で動き出す座敷童子人形に遭遇するマチナカ書店物語。突然動き出して書店繁盛の教育的指導を繰り返すワラシに振り回されたり、お花屋ののばらさんが気になりながら、伯父を慕って訪れるお客さんの本を巡る悩みをワラシと一緒に解き明かしてゆく展開で、不器用なりに取り組むその積み重ねが頑なだった啓の心境を少しずつ変えていって、苦い過去にも向き合って新たな一歩へと繋がってゆくとても優しくて素敵な物語でした。2019/06/18

寂しがり屋の狼さん

49
入院した祖父の代わりに商店街の書店の店主になった『啓』。昔は大型書店で働いていたが、対人恐怖症になり読書を楽しむことも出来なくなってしまっていた彼を助けたのは、お店に居る日本人形の座敷童子…小さな書店を舞台にした心あたたまる物語。最近ではあまり見られなくなった町の書店っていいですよね(*^.^*)2019/12/14

佳蓮★道央民

47
★★★★★初読み作家さんだったけど、とても面白かったです(*^_^*)訳あり書店員と、読書大好きな座敷わらしの書店ストーリーです。本屋さんだけの座敷わらしって素敵だなって思いました。アガサクリスティーも出てきて、クリスティーの作品読んでみたくなりました!あの方の作品はいっぱい出てますからね((o(´∀`)o))ワクワクなんていうか、私の地域の近くにもこういう書店あれば良いのになぁって思いました。本好きの皆さんにオススメします✨是非、読んでみてください♬2020/07/08

ぽろん

44
面白そうなタイトルに惹かれて手に取った。かなり、上から目線のワラシだけど、いい子だった。本が読めなくなった元書店員の啓に入院中、本屋を任せた伯父さんは、確信犯だな。いつの日か、書店を復活させて、又、ワラシさまが戻る日を楽しみにしています。2019/06/20

なっぱaaua

40
これはとても良かった。想像以上に面白かった。霜月りつさん初読みです。自分は紙の本が大好きで出来るだけ購入したいと思っている。でも限界(お金も時間も)があるので、出来るだけ興味があって外れなさそうなものを吟味して選んだりしているのだけど、それでは広がらないよなというのも感じている。読書には読む人それぞれに物語があって、感じ方も違う。ここ読メに感想を書いている、見ているのもそういう訳で。物語はほっこりしんみりしながら、読書とはを考えさせられる話だった。キャラクターも好感が持てるし、ストーリーも好み ~続く~2019/06/11

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