ハヤカワ文庫JA<br> 快絶壮遊“天狗倶楽部”―明治バンカラ交遊録

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ハヤカワ文庫JA
快絶壮遊“天狗倶楽部”―明治バンカラ交遊録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150313685
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0193

出版社内容情報

日本に野球や相撲を広めたスポーツ社交団体「天狗倶楽部」。その中心人物・押川春浪と周囲の人々の抱腹絶倒のエピソードの数々!

内容説明

天狗倶楽部―日本に野球や相撲を広めた明治・大正のスポーツ社交団体である。主宰で小説家の押川春浪、日本初のオリンピック選手・三島彌彦、早稲田大学応援隊の初代隊長・吉岡信敬、文芸評論家の中沢臨川ら、個性溢れるその部員たちは痛快な珍談奇談を無数に残していた―NHK大河ドラマ「いだてん」で話題!スポーツ、文学、芸術に多大な影響を与えた「天狗」の実態に迫る抱腹絶倒の歴史読み物。

目次

この人々も小説家だ
痛快男子 押川春浪
ある少女小説作家の快挙!
消えた純文学作家
吉岡・窪田の共著『運動界之裏面』
漱石のユーモア
クスリはホシの『三十年後』
落っこち居士の軍人作家
杉山茂丸と頭山満
未醒と白羊の友情
無銭冒険家列伝
飛田穂洲の意地

著者等紹介

横田順彌[ヨコタジュンヤ]
作家。1945年佐賀県生まれ東京都育ち。68年法政大学法学部卒業。会社員を経て、70年“週刊少年チャンピオン”にてショートショート「宇宙通信『X計画』」で商業誌デビュー。77年初の単著『宇宙ゴミ大戦争』を刊行。『快男児 押川春浪』(87年、會津信吾との共著)で第9回日本SF大賞、『近代日本奇想小説史 明治篇』(2011年)で第32回日本SF大賞特別賞、第65回日本推理作家協会賞評論その他の部門、第24回大衆文学研究賞大衆文学部門を受賞。2019年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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厩戸皇子そっくりおじさん・寺

76
大河『いだてん』に登場する三島弥彦(生田斗真)が所属する「天狗倶楽部」の実話を随想的に。書くのは今年の1月4日に亡くなられた横田順彌さん。読んでいて、十代の頃『快男児 押川春浪』を徹夜で読んだ事を思い出した。私は筒井康隆の読者だったので、笑いのあるSF作家である横田さんの本も手に取った。死なれてみて「偉い人だった」と思わざるを得ない。『日本SF古典こてん』は「面白い古本」というのも教えてもらった(この本をパロディした同人誌を『本の雑誌』で讃えていたのも偉かった。パロディしたのが後の「と学会」だったはず)。2019/03/04

みこ

19
大河ドラマ「いだてん」で三島彌彦をはじめ、脇役ながらもそれ相応のインパクトを残した天狗倶楽部の面々の痛快男児っぷりを紹介。無銭で世界一周を試みるなど無茶苦茶も良いところだが、筆者の愛情こもった文章も相まってどこかほのぼのとした気持ちで読めてしまう。つくづく大河ドラマの方は焦点を誤っている。「痛快男児」が流行語になるくらいドラマの方でも彼らを掘り下げていればもう少し面白いものになったんじゃなかろうか。少なくとも私は落語家の人生にはさほど興味はない。2019/07/14

猫丸

18
本年二月刊。追悼フェアを当て込んだみたいでアレなんだが、ヨコジュンの本は入手しにくくなっているため購入した。押川春浪を中心とした明治バンカラ列伝。みんな破天荒で早熟だ。数々の武勇伝に彩られた人物が未だ二十代だったり。かなわんなあ。意気に感じ、損得抜きに連帯する。日本にかつて存在した書生天国に羨望しきりである。とかく文学史は官学あるいは学習院を中心とする傾向があるが、早稲田の役割を再認識させられた。2019/05/10

サケ太

16
明治に実在したとつけむにゃあ(とんでもない)男たちに驚愕!大河ドラマ『いだてん』に登場したスポーツ同好会“天狗倶楽部”。その創設者である押川春浪を軸に、交遊関係、逸話が書かれている。明治の人々の破天荒なエピソード。話が飛んで飛んで、盟友中川臨川に小便を飲ませた話から、井上馨の人物像、野球に相撲、テニス、小説に絵画など、非常にとりとめないが、故に奇妙なエネルギーを感じさせる。明治から大正まで、価値観に対する抑圧や人々の鷹揚さ。自転車での無銭世界一周、世界に進出した娼婦など情報量が多すぎる!2019/02/28

ジロリン

15
肝心の天狗倶楽部の組織とか具体的な活動とかはほとんど分からなかったがw明治の若者~知識人の破天荒ぶりは楽しめた。無銭旅行で世界一周とか・・・どんだけワイルドなんだか!<日本SFの祖>押川春浪も、理知的でヲタク気質な人だと勝手に想像してたのだが・・・いやはやワイルドだぜぇ~wいやいやここはやはり<バンカラ>と呼ぶべきか。2019/05/21

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