出版社内容情報
辺境デルタ星域を舞台に、若旦那の持つ旅行
鞄やその驚くべきギフト、機械知性〈太母〉
の秘密等、さまざまな謎がついに明らかに!
銅 大[アカガネ ダイ]
著・文・その他
内容説明
勘当され、中央星域から辺境の宇宙港デルタ3に流れついた大商家の若旦那マルス。この宇宙港を起点として、辺境星域の食文化に革命を起こそうと一念発起した若旦那は、大衆食堂“このみ屋”の再開をめざすもと使用人のコノミ、オリュンポス家の当主代理である妹のイシス、なぜかゴキブリ型ボディとなった機械知性イブ17などを巻きこみ、小惑星鉱山跡を調味料工場に改造する計画を実現すべく、デルタ星域を東奔西走する!
著者等紹介
銅大[アカガネダイ]
1964年生まれ。SF‐TRPG『スターレジェンド』『エイジ・オブ・ギャラクシー』のゲームデザインを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
辺境の宇宙港デルタ3を起点として、辺境星域の食文化に革命を起こそうと一念発起した若旦那が、周囲を巻き込みながら小惑星鉱山跡を調味料工場に改造する計画を実現すべく動き出す第二弾。太母誕生のアレなエピソードがさらっとプロローグで語られたりもしましたが、計画実現に向けて周囲の人材をうまく適材適所で任せつつ、要所要所で相手をよく見て柔軟に対応してゆく若旦那に存在感がありましたが、宇宙鰻から始まってだんだん話が大きくなっちゃいましたね(苦笑)最後に出てきた元婚約者も訳ありそうで、またひと騒動起こりそうな続巻に期待。2018/06/19
miroku
22
食べ物に絡ませて、なんか壮大なSFになっている気がするが……。定食屋の話だよね?2018/10/16
ぜんこう
19
1巻よりも更にSFらしくなった感じ。 でもちゃんと飯の話もからんでる。 若旦那は相変わらず、のほほんとしてるけど、命を狙ってた奴が知らないうちに若旦那に協力してたりして、仕事はできないけどそれを補うに足る協力者を作ってしまう・・・でもやっぱり頼りない(^^;) 女性陣の争い(?)もありそうだし、まだシリーズは続きそうで、今後も楽しみです。2018/06/30
宇宙猫
16
★★★★ 設定は前回で説明済みなせいか、話がしっかりしてた。回転スーシーの料理は楽しいし美味しそう。2018/08/07
びっぐすとん
14
110円本。これでこのシリーズは終わりなの?ストーリーとしては前作の方がまとまってたな。SF感出したら、料理も恋愛関係も中途半端になった感じ。機械に頼り過ぎて自分の頭を使わなくなると文明は衰退するよね。マルスだの、ユピテルだのローマやらギリシアの神話の名前を持つ登場人物とヌカミソハザードやら餅だの汁粉というバリバリ日本風料理名のミスマッチ、恒星間航行とかゲートとか銀河系スケール用語の割にドメスティックな雰囲気、アンバランスさが今一つ面白さに繋がっていかないのが惜しい。2020/06/23