ハヤカワ文庫JA<br> 日本SF傑作選〈1〉筒井康隆―マグロマル/トラブル

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日本SF傑作選〈1〉筒井康隆―マグロマル/トラブル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 784p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150312893
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「お紺昇天」「東海道戦争」「ベトナム観光公社」「バブリング創世記」ほか傑作短篇20篇を精選。詳細な著作リスト、解説付き。

内容説明

1957年、SF同人誌“宇宙塵”が創刊され、同誌から星新一が作家デビューを果たした。この現代日本SF誕生の年から60周年を記念して、第一世代作家6人の傑作選を日下三蔵の編集により刊行する。第1弾は、いまや現代日本文学の巨匠となった筒井康隆。「お紺昇天」「東海道戦争」「マグロマル」「ベトナム観光公社」「バブリング創世記」など、1960~70年代にSFマガジンを中心に発表された初期傑作25篇を精選。

著者等紹介

筒井康隆[ツツイヤスタカ]
1934年、大阪市生まれ。同志社大学文学部卒。60年、家族で発行したSF同人誌“NULL”から江戸川乱歩によって短篇「お助け」が“宝石”に転載されデビュー。『虚人たち』で第9回泉鏡花文学賞、『夢の木坂分岐点』で第23回谷崎潤一郎賞、短篇「ヨッパ谷への降下」で第16回川端康成文学賞、『朝のガスパール』で第13回日本SF大賞、『わたしのグランパ』で第51回読売文学賞を、それぞれ受賞。アンソロジスト、マンガ家、劇作家、俳優としても活躍

日下三蔵[クサカサンゾウ]
ミステリ・SF評論家、フリー編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

288
よかった。とくに中盤以降のもののほうが好み。具体的には『腸はどこにいった』『ビタミン』『郵性省』『おれに関する噂』『蟹甲癬』『最悪の接触』あたりが好み。エロスやグロテスク激しめは少なめで、『佇むひと』などのディストピアから『わが良き狼』みたいなほっこり感動系まで、収録作品のバラエティが豊富。なかなかの分厚さだが、よんでいてとても楽しめた。2018/02/10

優希

108
文句なしに面白いとしか言えません。殆どが50年位前の作品になるのでしょうか。古い作品ばかりとはいえ、全く古さを感じず、むしろ新鮮です。SFという括りでまとめてあるのですが、どちらかと言うとSFというジャンルから逸脱した作品が多い気がしました。とは言え、スラップスティックなメタフィクションとして「筒井康孝」の世界観が確立されているのが読みどころでしょう。グロテスクや下品な話も多々ありますが、笑える作品が盛りだくさんでお得感があります。2017/09/11

kinkin

92
1960年台半ばから70年台後半に発表された短編のアンソロジー。前に読んだ作品と「バブリング創世記」や「デマ」といった作品も頭が痛くなるのでパス(笑)「東海道戦争」や「ベトナム観光会社」は初めて読んだ。発表時ベトナム戦争真っ只中という世相を反映した作品や「おれに関する噂」はマスコミをとても辛辣に皮肉っているのが面白かった。「最高級有機質肥料」や「蟹甲癬」は何度読んでも衝撃を受ける。本に収められていないが「乗越し駅の刑罰」は自分の中では筒井康隆作品ナンバーワン。あれもこれもと数えるとまだいっぱいあるな・・・2017/11/03

yamatoshiuruhashi

49
豊田有恒の日本SFの物語を読んで、つい読みたくなったシリーズの第1巻。筒井康隆編。筒井の初期中短編を集めている。1964年の東京オリンピックの頃、或いはベトナム戦争が拡大している頃、など時代を反映している。筒井が作中で揶揄している未来が現状になっている部分もあり、改めて驚く。「改めて」と言うのは、収録作品の全てを高校、大学時代に読んだことがあったからだ。筒井はその好悪を別にして一種の天才なのだろう。2022/01/15

ヨーイチ

41
分厚い!SFって括りと編集事情で全集とは違うが、初期の作風の変化を知る事ができる。筒井康隆を読み出したのは70年代、人気上昇中でカリスマ的な存在であった。遊び、前衛、実験的なハチャメチャな作品に圧倒されたり悩んだりしたものだ。既読は全体の六割くらいか。最初の「お紺昇天」は手塚治虫を思わせる心温まる人工知能物だがこの作家の場合は異彩を放つ。逆に「佇む人」は鳥肌が立つほどの悲しさと惨めさ、笑いがないためだと読後気がつく。どちらも異色作だと思う。続く2017/12/06

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