出版社内容情報
TOKYO MXほかで好評放送中のSFアニメーション『ID-0』の本篇を、『博物館惑星』の菅浩江が完全ノヴェライズ。2ヶ月連続刊行!
内容説明
オリハルト―空間と意識の転移を可能にする、その特異物質を発見した人類が系外探査に乗り出した遙かな未来。掘削調査中、天使擾乱に遭遇したアカデミーの学生ミクリ・マヤは、エスカベイト社のイドたちに命を救われる。だが彼らは、人格意識をIマシンに遷移させて人体を棄てた永劫変性者だった。そしてイド本人は、過去の記憶さえ持っていないというのだが!?谷口悟朗×黒田洋介のSFアニメ『ID‐0』をノヴェライズ!
著者等紹介
菅浩江[スガヒロエ]
1963年京都府生まれ。高校在学中の1981年“SF宝石”誌に短篇「ブルー・フライト」を発表して作家デビュー。数年のブランクの後、1989年の第1長篇『ゆらぎの森のシエラ』で活動再開。『永遠の森 博物館惑星』(ハヤカワ文庫JA)は、「ベストSF2000」国内篇第1位、星雲賞、日本推理作家協会賞を受賞と、ジャンルの枠を超えて高い評価を得た(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
20
アニメをまだ見てないので設定を読み込むのにはうってつけ。2017/07/23
ホシナーたかはし
17
アウトローな雰囲気が「銀河旋風ブライガー」「キングゲイナー」を思い出し、それぞれの主題歌を脳内BGMにしながら楽しめました。アニメ版観てないので、楽しめると良いのですが。魂を機械にDLしたら、人間なのか、何になるのか。その辺もテーマになっているようで、次回も楽しみです。2017/07/22
緋莢
16
2017年4月から6月に放送されたSFアニメのノベライズ。空間と意識の転移を可能にする特異物質「オリハルト」。そのオリハルト採掘中に 事故に巻き込まれたマヤは、命を救ってくれたオリハルトの民間採掘業者「エスカベイト社」に紆余曲折ありながら 加わります。マヤを助けたイドは、Iマシンに人格意識を移しており、過去の記憶を持っていない、というのが物語の鍵となります。自分の貧困な想像力のせいで 上手くイメージできない部分もありましたが 読みやすく、サクサク進められました。2019/11/07
みかんねこ@リハビリ中
11
面白いSFのアニメだよ〜と言われて途中から放映を見てました。未来。オリハルトという空間と意識の転移を可能にする特異物質を発見した人類の宇宙空間における活動。エスカベイト社というオリハルトの掘削会社に助けられたアカデミーの学生マヤと、大型機械の体に人格意識を遷移させて人体を捨てることになったイド達が遭遇する現象を、菅浩江さんがとても丁寧にノベライズしてくださっています。ぼんやり見ていた私には、そうかあのシーンはそういうことが起こっていたのかとか、マヤちゃんそんなこと考えてたのか等発見だらけ。魂の在り処とは?2017/06/28
うさぎや
10
マヤの内面が描かれてるので、アニメよりわかりやすくなった感じ。内容はわかってるけどこの先も楽しみ。2017/06/30