内容説明
ヤガ脱出をはかったヨナは、“ミロクの聖姫”に捕らえられ、スカールの助けを得たフロリーも、化け物にさらわれてしまう。一方、“アルド・ナリス聖廟”への参詣をすませたイシュトヴァーンは、ようやくパロを出立しようとしていた―1979年に誕生、空前の規模で展開し、多くの読者を魅了してきた世界最大最高のファンタジイ・ロマンは、数多くの人物を宿命の螺旋に巻き込んだまま、ここに最終巻を迎える。
著者等紹介
栗本薫[クリモトカオル]
別名に中島梓。東京生まれ。早稲田大学文学部卒。77年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。78年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成。2009年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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