内容説明
ガンダルは豹頭王に看取られ大往生を遂げたが、その最後の反撃にグインも重傷を負う。マーロールはグインに代わり、タイス伯爵への裁きを上申し、タイ・ソンは失脚、マーロールが新たなタイス伯爵となる。そして後夜祭の夜、脱出作戦が始まった。地下水路を通っての脱出行は困難をきわめ、巨大ワニの出現に絶体絶命の窮地に陥ったところをヴァレリウスに救われる。夜が明ける頃、一行は、パロを目ざして、船上にあった。
著者等紹介
栗本薫[クリモトカオル]
別名に中島梓。東京生まれ。早稲田大学文学部卒。77年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。78年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成し、早川書房より継続刊行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
159
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝118巻(145/180)です。本巻は、グイン一行、パロ・クリスタルへ帰還の巻でした🐆 続いて正伝119巻へ2022/10/30
nonたん
35
来ましたよ!パロ~♪リンダが綺麗。願わくば、男装したところも挿し絵欲しかった…。バチバチッときましたね!グインとリンダ…私的にはOKなんですが~~。怒涛の展開があるのかなぁ…楽しみ。それはさておき、べしゃりが怒涛…疲れるね。2013/09/10
瀧ながれ
25
ヴァレリウスの力を借りたグイン一行、あの苦労はなんだったんだというスピードでパロ・クリスタルに入る。喜びにテンション高いリンダ女王は、初恋のイシュトヴァーンの息子であるスーティと対面。母であるフロリーは複雑な思いに恥じ入るばかりであった。スイラン・ブランは別れて、単身ゴーラへと帰っていく。前巻からがらりと雰囲気が変わったもので、目眩がする感じで、何度か開いては閉じてしまった。とにかくはしゃぐリンダがかわいらしい巻。豹頭王の妻は彼女かと予想していたが、リンダは将来スーティと結婚するのかしら?2016/08/31
きらら@SR道東民
25
大好きリンダとの再会に、ほっとしました。やっぱりリンダが登場するとグイン・サーガって感じがします。リンダとグインの2人の間にはきっと何かがあると(何かあってほしいと)ず~っと思い続けてここまで読んできましたが・・・さてどうなる事やら。2015/12/04
Toshy
19
久しぶりのパロがすっかり変わってしまって少し戸惑い気味です。新しい世界の始まりということかな?2014/06/27