内容説明
天王洲グループを掌握、政財界を支配した水天宮は、神楽の身体から抽出したウイルスによって、世界を狂躁へと追いやるバブル計画を復活させようとしていた。いっぽう、奪還を果たした神楽への欲望と回復への願いに引き裂かれる雑賀は、唯一の希望を懸けて参議院議員・落合との接触を図るのだが…。やがて、すべての欲望が収束していく六本木で、水天宮の復讐の儀式が幕を開ける―人気TVアニメ、ノヴェライズ完結篇。
著者等紹介
仁木稔[ニキミノル]
1973年長野県生まれ。龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了。遺伝子工学の爛熟により汚濁の地と化した27世紀ラテンアメリカを舞台に、異形の者たちの愛憎と退廃を描いた叙事詩大作『グアルディア』(ハヤカワSFシリーズJコレクション)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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=emy=
8
途中から雑賀より水天宮の方が株がちょい上がった。2020/03/31
眠る山猫屋
1
傑作じゃないかコレ!詰めの甘さはあるけれど、心に響くだけの設定・スピード感・美しさに満ちた作品だと思う。ノベライズを舐めていたなぁ。敵役の水天宮の傷だらけの過去の痛々しさ、死に様の美しさは類をみないんじゃないかなぁ。ま、総理以下の、内閣総辞職じゃ済まないくらいの怪人ぶりには驚かされたが。2012/04/09
くろ
1
後半の主人公は水天宮だな、と改めて思った。
Ai
0
金が世界を壊す。2015/07/18
mame_maki
0
★★★★・・・好き。2010/06/04