内容説明
Aボタンをクリック。ぼくはテツオになる―現実への違和感を抱えた大学1年の坂上悦郎は、オンライン対戦格闘ゲーム“バーサス・タウン”のカラテ使い・テツオとして、最強の格闘家をめざしていた。大学で知りあった布美子との仲は進展せず、無敵と噂される辻斬りジャックの探索に明け暮れる日々。リアルとバーチャルの狭間で揺れる悦郎は、ついに最強の敵と対峙するが…。新鋭が描くポリゴンとテクスチャの青春小説。
著者等紹介
桜坂洋[サクラザカヒロシ]
1970年生まれ。システムコンサルタント業の傍ら、第2回スーパーダッシュ小説新人賞最終候補作『よくわかる現代魔法』で、2003年に作家デビュー。コンピュータプログラムに魔法の概念を導入した本シリーズで、一躍人気作家となる。また、2004年発表の短篇「さいたまチェーンソー少女」で第16回SFマガジン読者賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。