内容説明
迫りくる「夏」の災厄を前に、アルファ星系遠征艦隊の編制を進めるベルゼイオン政府。反体制活動家である兄ミハイルに協力したミレは、キバの従妹アーサの奸計により、秘密警察に逮捕されてしまう。彼女の釈放を条件に、戦闘機械「虎」として戦地に赴くことを決意するキバ。その事実を知り、軍医として遠征艦隊に加わったミレを待ち受けていたのは、すべての想いを打ち砕く残酷な戦場だった…。SF大河ロマンス第2巻。
著者等紹介
荻野目悠樹[オギノメユウキ]
1965年東京都生まれ。横浜市立大学商学部卒。『シインの毒』で1996年度集英社ロマン大賞を受賞してデビュー
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