内容説明
北野勇作さんといえば、ずばり“動物”。日本SF大賞受賞作『かめくん』はいうまでもなく、『ザリガニマン』『イカ星人』など、その作品の多くには数々の動物たちが重要なモチーフとして登場します。そんな北野さんの作品世界を、おりがみ付コンパクト文庫という形で表現したのが、『北野勇作どうぶつ図鑑』です。短篇20本、ショートショート12本をテーマ別に編集、全6巻に収録しました。『その1 かめ』には、『かめくん』の姉妹篇「かめさん」、新キャラ初登場の「カメリ、リボンをもらう」など、かめづくしの3篇に、ショートショート連作「生き物カレンダー」の1月から4月を収めました。北野さんならではの、どこか懐しくて、どこか切ない世界にひたってください。
著者等紹介
北野勇作[キタノユウサク]
1962年兵庫県生まれ。『かめくん』で第22回日本SF大賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぜんこう
17
亀の折り紙付き(図書館の本なので切り取ったり折ったりはできません)。 北野さんとカメの組み合わせは安心して読めます。 直前に読んだのがアーサー・C・クラークでちょっと重かったせいもあり、何も考えずに夢の中のSF物語(絵本?)のような感覚で。 鶴亀算を「全部で何匹いるか数えるときに鶴が何羽で亀が何匹っていうふうに数えればいいことじゃない」っていうの好きです(笑) え!?「対象年齢12歳以上」ってなってるけど何でだろ?小学生でも楽しめそうなんやけどなぁ。 どうぶつ図鑑シリーズ、そのうち読破したい。2018/11/18
梨
6
それなりにハードSFだったりひねったオチのある話だったりする(「お猿電車」みたいなわけわかんないのもあるけど)のにすっとぼけた筆致がそれを感じさせない。作中の「たいしたことには違いないのだが、なんというかどうでもいいようなことが多かったのだ。」という一文に作風が表れている気がする。2009/07/16
ホレイシア
3
こういうの好きだ♪
timeturner
2
なるほど、模造亀(レプリカメ)はこういうことのために作られたのか! でも、こういうことってどういうこと(^^;)?2016/08/17
亮人
1
亀×アキレス・ドライブw2007/11/07