内容説明
ある日、子どもたちがひとり、またひとりと家族の前から姿を消しはじめた。母ひとり子ひとりで暮らす国広章子の息子も、突如姿を消してしまう。わずかな手がかりを求めて必死で探す章子。誘拐か神隠しか、あるいは家出なのか。やがて、子どもたちの失踪現象は全国規模で発生していることが明らかになるが…。ただごととは思えぬこの凶事は、果たしてなにかの前触れなのか?梶尾真治が渾身の力をこめて描く傑作ホラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Chiyoka
10
子供達がどんどん神隠しにあったようにいなくなる。彼らの向かう先は? 2023/06/24
Hachi_bee
3
@kajioshinji3223 さんの前世紀の作品。キノコ、出てきません。花岡山、出てきます。自身が起こりますが、熊本城は健在のようです。ぴったりさんのラストエピソードにはほっこり。ステキな夫婦だ。2017/04/30
葉月94
2
東日本大地震があったばかりですし、地震が少なかった海外でも、相次いで地震被害があり、小説内の、地軸移動の前触れということも、あり得る気がしました。式神云々は別として。現実に、放射能汚染や、災害復興の中で、何十年も前から言われている東海地震が、近年中に起きたらどうなるのか。生きていることがつくづく嫌になります。(なので、読書に逃げているわけですが) 2011/03/30
ひかる
0
子供達が次々に失踪している。それも全世界的に! これはなんの前触れなのか!?2015/08/06
アルクシ・ガイ
0
長い。文章も荒れている。熊本地理案内? 底辺に流れる暖かさが救い。2013/12/14