ハヤカワ文庫<br> ヴィーナス・シティ

ハヤカワ文庫
ヴィーナス・シティ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 364p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150305369
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

森口咲子、26歳、現在独身。職業は不良会社員。そんなあたしが、夜ごとコンピュータ・ネットワーク・ゲーム用の転換ルームをくぐり抜け、男性のボディを身にまとう―ジェンダーさえもが望みどおりとなる、コンピュータ・ネット上に構築されたヴァーチャル都市「ヴィーナス・シティ」が多発する暴力事件は国際的情報犯罪の布石だった。21世紀初頭、巨大ネットワーク国家となった日本を描いた第14回日本SF大賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らむり

19
現実と仮想現実を行き来できる話。現実世界の女性が仮想現実では男性になったり中性になったり、猫とか洗濯機も仮想世界では人間になれたり、なんか気味が悪い。電子メールすらあまり普及してなかった時代に書かれたとは思えない、IT技術を駆使した壮大なSF。2013/01/11

亮人

13
これってソードアートオンラインじゃん!ただこれがインターネット前夜の1992年に書かれたとはスゴイ!テレホマンもグリッドマンもまだいない時代に!そして日本の描写が面映ゆい!バブル崩壊直前に書かれたんだろうけど、日本のビジネスが世界を席巻している未来とか、隔世の感がある。まぁ外国人に憧れつつ、偏見も内心にあるというのは、日本人の核心をついているな。そしてジェンダーSFとしての側面も面白い。男性女性にとらわれないという感覚は、最新SFと変わらない!2018/11/02

サイバーパンツ

9
どこか渡辺浩弐的な雰囲気のある読みやすいサイバーパンク。リアル(日常)とバーチャル(非日常)を切り離す考え方には古臭さを感じるが、VR空間における性差、性自認の揺らぎを扱っていたり、変身願望を満たしてくれる場としてVR空間を捉えているのは先見的で面白い。同年アメリカで刊行されたポストサイバーパンクの『スノウ・クラッシュ』も現実と仮想空間の移動やアバター概念をテーマにしているが、本作は日本人の民族性を中心として、その辺りに突っ込んでいる印象。2018/06/03

asa.com

9
続けて日本SF大賞受賞作です。 未来のヴァーチャルシティ都市「ヴィーナス・シティ」、そこでは人々は自分が望んだ仮の姿で登場する。 普通の会社員、咲子はヴィーナスシティでは男性に姿を変え夜な夜なバーに繰り出す。 そこで出会った気になる女性。 彼女を助けるため、現実世界でも行動を起こす咲子。 そしてバーチャル世界での非現実的な恋愛。 これもなかなか素晴らしいSFで堪能させていただきました。 女性が男性となりバーチャルの女性を愛する。 このあたりの設定がなかなか感情的に不思議な感覚を呼び起こします。 2015/04/29

酔花

6
日本の経済がグローバルスタンダードになった時代。外国人排斥が進む現実世界と高度にネットワーク化された仮想世界〈ヴィーナス・シティ〉を舞台にした作品。1992年にこれほど真に迫ったネットワーク像を描いていたというのが凄い。突き抜けたIT技術描写の一方で物語が弱いのがネック。2014/08/11

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