ハヤカワ文庫<br> そして夜は甦る

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ハヤカワ文庫
そして夜は甦る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 417p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150305017
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

355
シリーズ途中を数冊先に読んで、デビュー作に戻ってきた。ひとえにこれは、ハードボイルドな探偵・沢崎の生きざまや知的なセリフを楽しむ序章だろう。渡辺との関係もこれでよく理解できた。この作品に限って言えば、プロットが複雑すぎ、登場人物が多すぎるのも、もう少し削れなかったのか。デビュー作ということで、気負いがあったのかな。原さんの「...は、◯◯のようだ」みたいな描写が、とても好きだ。このあと、シリーズ一気に行く。2017/10/29

W-G

316
え?亡くなっていたのか…。思わず手に取ったデビュー作。はじめて読んだのは十代の終わり頃だったはずで、二十年以上経っての再読となる。初読と変わらぬインパクトを与える、ウィットに富んでいながらも緊迫感が持続する文章と会話の応酬にとにかく痺れる王道ハードボイルド。事件自体も良く出来てはいるが、沢崎を"読む"ことが主眼であり、そこが他のハードボイルド作品と一線を画すところ。沢崎視点にも関わらず、事件の考察や手がかりの検証は地の文で一切書かれないので、解決編が急ぎ足に感じられるかもしれない。まぁコレは慣れの問題。2023/05/23

おしゃべりメガネ

193
10年以上の年月を経ての再読でした。う〜ん、なかなかヘヴィでしたね〜。これぞまさしくハードボイルドなのは疑いようもなく、金字塔であることは間違いないのですが、正直中盤から登場人物のつながりがゴチャゴチャしてきて、自分の頭の中では整理が追い付かず、終盤の事件の真相解明もよくわからなかったです。しかし、それらを差し引いても本作の魅力は十分にあるワケでして、クールなセリフはもちろん、主人公の探偵「沢崎」のキャラは今後のどんな作家さんの作品にも、登場することのない唯一無二なキャラなのも間違いないと思われます。2018/04/13

bookkeeper

153
★★★★☆ 初読。新宿高層ビル群の片隅の和製ハードボイルド。一時期R.チャンドラーとかよく読んでいたけど、あぁそうそう、こんな雰囲気だったなぁと。行方をくらませた元同僚、不機嫌な刑事、歌うヤクザ…「この人はこういう設定のヒトです」といった薄っぺらでは無く、確かな人生の蓄積がある、と感じさせてくれる存在感です。沢崎の目線で一緒に事件を追っていたのに、彼が真相を語り出した時に、自分は全く全容を理解できておらず…。前にハードボイルドを読んでた時も、あぁそうそう、こんな感じだったなぁと(^^:)。雰囲気満点です。2019/03/30

Tetchy

146
デビュー作にしてこのクオリティ。この原尞はまさにチャンドラーの正統なる後継者だ。舞台設定からして、チャンドラーを愛する者としては(自分のことをチャンドラリアンとまで評するほど、私はまだ判っていない)胸がくすぐられる思いがする。さらに加えてプロットにはロスマク的家庭の悲劇も加味されている。権力に溺れゆく人々の狂った歯車がぎしぎしと音を立てて、沢崎によって一つ一つ解体されていく。文中、沢崎の人と成りを表した描写など一切なく、原は沢崎の台詞と仕草、動きだけで読者にそれぞれの沢崎像を作らせている。この筆致は凄い。2010/01/13

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