内容説明
ひとりのOLの不機嫌な感情が家族から、周りにいる人、そして日本中の人びとにまで伝染していってしまう表題作ほか、大好きなボーイフレンドの五感をテレパシーで感じてしまうようになった女子高生を描く「五感テレパス」、失恋の痛手から、子供と年寄り以外の目に入る男はみんな、画像処理のモザイク模様に見えてしまう女子大生のラブ・ゲーム「男はモザイク」など、いろいろな女の子が体験する不思議な物語の数かず。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
37
連載していた雑誌が「ホラーハウス」ということからか、ちょっと怖い、取り返しのつかない結末で終わるショートショート集。女性目線で書かれていることもあってか、別世界をのぞくような思いで読み進めた。岬さんの作品らしく、怖くてもどこかユーモラスで、つい笑ってしまいそうになる。「暇潰しに読んでもらえれば」とあとがきにあるように、肩が凝らない軽さが楽しい。2018/06/10
1977年から
2
1992年
ナガサワ
2
全編、女の子が主人公のショートショート。水玉蛍之丞の挿し絵がかわいい。ちと、俺好み。伝言魔とか夢見るOLとかまばたき移動とか苦しみは他人に辺りが面白かった。ショートショートの王道、『何だか判らないけど、そういうことなのだ』ストーリーは軽く読めて良い。2012/09/27
丰
2
Y-102002/04/01
洪七公
1
既読本1993/02/24