内容説明
教授の一人娘と結婚した大学助手の青年。妻を愛しているのに、抱くことも愛の言葉をささやくこともできない。そんなことをしたら彼女は死んでしまうから…「愛の衝撃」、結婚した3年めのある夫婦。夫は毎晩帰りが遅く、妻に優しい言葉をかけてくれたためしもない。結婚てこんなものなんだろうか…「愛しているといってほしい」など、日常生活に潜んでいる。狂気をはらんださまざまな愛のかたちを描いた11短篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
小物M2
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「夢魔の通り道」も面白かったが、本作もなかなか良かった。もっと評価されるべき作家だと思う。全体的には愛をテーマにした作品が多い印象。まあ、特に関係がないのもあるけれど。ジャンルとしてはやっぱりSFになるような。ベストは「夏の少女」「愛の衝撃」。「夏の少女」は最初の方はよくある話と思ったら……。グロテスクながらも結末が美しい。「愛の衝撃」では、愛情アレルギーという特殊な設定から美しくも壊れそうなラストが切ない。次点は、最後の光景が恐ろしくも奇妙な「人形のような女」。世界の法則が歪んで崩れてゆく「不安な朝」。2015/08/12
1977年から
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1992年
fuchsia
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恐怖の日常ほどのインパクトはなかったかなあ。
タケミチ
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様々な愛の形を描いた、切れ味のいいホラー短篇の数々が収められている。解説にもあったが、『人形のような女』『愛の衝撃』は傑作である。他に『夏の少女』『都市に棲む獣』もよかった。2011/01/21
warimachi
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甲府のブックオフの海外SFコーナーにあったことをなぜか今でも覚えています。なんか「夏の少女」が好きだった。
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