内容説明
イシュトヴァーンの鬼神の如き戦いぶりに加えて軍師アリの策略、人々の蔑みに耐えつつ機をうかがっていた忠臣メンティウスの活躍、またモンゴール復活を願う市井の人々の身を挺しての働きによってトーラスはクムの桎梏から解き放たれた。辛酸のはてについに念願のトーラス入城を果し、またあらたな恋を得て幸福の絶頂にあるかに見えるアムネリス。だが、しょせんは成り上がりの者のイシュトヴァーンにとって、情勢は必ずしも楽観できるものではなかった。しかも、アリの謀略はさらにおそるべき運命へと、この野性児を導いていくのだった。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
167
★超大作『グイン・サーガ』シリーズ全173巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、本篇第33巻(41/173)です。 今巻は、正にモンゴールの復活、こんなにも早く、モンゴール公国が再興するとは思いませんでした🐆 続いて、本篇第34巻へ。2022/04/27
nonたん
38
復活!とうとう、曲がりなりにも、モンゴールが・・・。「おれって凄いな」って・・・バカチン!自惚れている・・・。それでも、アムちゃんが惹かれていっちゃう・・・あーぁ。 そして、アリか・・・バカチンは何もしていないのに、どんどん闇に飲み込まれていく気配だ・・・。カロンくんがどんな働きをするのかな・・・オモシロ怖ろしい感じだな。2010/12/21
きーみん
29
アムちゃん恋にまっしぐら!つくづく可哀相なくらい女らしい人だったんだな。ノスフェラスの頃からは想像できない!アレンお姉さまかっこいい〜!赤毛で勇ましい大女というと心当りがあるぞ♪アリが暗躍しだした!真相を知ったら怒り狂うだろうイシュトは、いつこの事を知るのかな?2010/10/22
いおむ
23
面白い。しかしイシュトもアムネリスも若すぎて不安定、危なっかしい。知恵袋のアリも歪んでるし(笑)冒頭のリンダの詩が切な過ぎ。さて次巻。2017/09/10
瀧ながれ
21
…どうもイシュトヴァーンがメインの時期は気が乗らない。アリが嫌いなんだよね、好きだって言う人はあんまりいないと思うけど…。アムネリス・イシュトヴァーンの軍はトーラスに入り、イシュトヴァーンは「光の公女」アムネリスの心を手にいれて将軍となるが、早くも儀礼に縛られてうんざり。衝撃の虐殺が起きるが、イシュトヴァーンはまだ知らない。2014/12/26